角川文庫<br> デッドライン 上

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角川文庫
デッドライン 上

  • 著者名:建倉圭介【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2016/03発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043867011

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内容説明

第2次世界大戦末期、欧州戦線から米本国に帰還した日系二世のミノルは、世界発のコンピュータ「エニアック」の開発に参加するうちに、日本への原爆投下が間近であることを突き止める。母国にいる家族を守るため、一刻も早く「降伏」を促さなければならない。ミノルは、酒場で出会った日系人の踊り子エリイと共に、日本への密航を企てる。すべてを投げ捨て、アメリカ大陸を北に向かうふたり。壮大な逃避行がはじまる――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひよこ

41
前半は淡々と進んだ感じ。戦時中の合衆国にいる日系人たちが差別に苦しんでいたことはほとんど知らなかった。しかしエニアックの説明が専門用語連発でよくわからん(;´∀`)パソコンの原理とかに詳しい人はわかるのかな?後半になってようやく逃避行開始。いよいよ追う者追われる者の攻防が激しくなりそう!いざ下巻へ!2018/03/29

まつうら

24
戦時中の日系人を舞台とした冒険小説。佐々木譲「ストックホルムの密使」と山崎豊子「二つの祖国」をあわせたような雰囲気で物語は進行する。サンタフェを出発してからは冒険小説なので、グイグイと引きこまれる展開だが、随所にちりばめられた人種差別問題のエピソードが印象深い。日系二世はもちろん、アメリカインディアンや北海道のアイヌ民族が取り上げられている。あと、同じ白人の中でもアイルランド 系やイタリア系に触れられており、こんなにも差別問題が多くあったことはまったく知らなかった。(下巻に続く)2021/11/07

いいちゃん

8
これは面白かった。コンピュータ黎明期に開発に関わる人のワクワクが伝わってきた。後半話は思ってもない方向に転がり、帯に書いてあった冒険小説になって行くんですがね。2018/04/16

鞆弥

6
建倉氏を初読み。読メのまつじんさんに推薦してもらった。こうして知らない作家さんと出会えるのも読メのいいところ。滑り出しから期待感をもたせる冒険系の物語。皆さんも書いてますが、結果が定まっているからこそ、ストイックな主人公がどんなプロセスで行動し成長するか楽しみ!コンピュータ開発の側面も面白い。すぐさま下巻へ…2012/03/09

よっぴ

6
面白い!! 冒険小説が好きな人は読むべきでしょう。 長編の中に印象的な細かいエピソードが沢山あるが、登場人物が皆、キャラが立ちしているのに驚きます。 下巻に続く2011/11/11

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