まちづくり構造改革-地域経済構造をデザインする

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まちづくり構造改革-地域経済構造をデザインする

  • 著者名:中村良平【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日本加除出版(2019/02発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784817841476

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内容説明

あなたのまちには地方創生の具体的な打ち手がありますか?
□ 企業を誘致したが、思ったほど地域が活性化しない…
□ 大型店を誘致したけど、効果は還元されているの…?
□ 公共事業を地元企業に発注したが、資材の調達費が域外に流れてしまう…
□ イベントや観光開発を行ったが、効果がすぐに途絶えてしまう…
上記のような「まちの悩み」を解決すべく
第I弾「まちづくり構造改革~地域経済構造をデザインする~(2014/3)」では、
「地域経済構造分析」をベースにまちづくりの基礎や問題点、分析の仕方、主な事例を紹介しました。

第II弾の本書では、その基礎知識をベースに、
各自治体が持っている地域活性化のタネをどのように活かしていけば良いのかを
具体的事例で解説しています。

【著者紹介】
中村良平(なかむらりょうへい)
1953年 香川県高松市生まれ
1977年 京都大学工学部衛生工学科卒業
1979年 筑波大学大学院環境科学研究科修了
1984年 筑波大学大学院社会工学研究科修了・学術博士
近畿大学助教授、岡山大学助教授、岡山大学大学院教授(社会文化科学研究科)を経て、経済産業研究所ファカルティフェロー、東京大学客員教授、日本経済研究所理事などを務める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨムヒト

7
地方創生のプロ木下斉氏が勧める本書は準専門書。産業連関表については別途内容理解が必要も、地域の経済構造を紐解くプロセスがざっくり理解できる。 対象地域を決めると、対象地域周辺を含めた昼間人口比率を調べることで対象地域が雇用の中心かどうか分析する。続いて、産業をリストアップし、地域の主要産業と雇用の集中度合いを分析する。続いて、産業連関表からマネーの動きを分析する。しかしながら、産業連関表は市町村レベルで有ったり無かったりする。この産業連関表は専門的で一から理解する必要がある。概要説明だけでは分からない。2024/05/03

ja^2

3
第6章で急にジャンプアップする感じだ。それまでは非常に丁寧に説明しているので、わかりやすい。▼ところが、第6章では産業連関表がそもそもどういう構成になっていて、読者がそのすみずみまで理解していることを、いきなり前提にして書いているので、全くついていけなくなってしまった。それでも著者の言いたいことは、「域外マネーの獲得」と「域内循環の促進」であることは十分に理解できた。▼そもそも本書を読んだ目的が、産業連関表をもとに経済波及効果を算出する方法を本書で勉強することだったが、その目的とはミスマッチだった。 2015/09/30

 

1
経済学的な説明が多く、成功体験だけの紹介に終止する本とは一線を画す気もするが、前半では比較優位の話が多く出る割に、後半は産業連関表で地場産業への移入をなるべく減らす、地域内で所得を循環させるといった話になっていたところがややもんにょりする。2024/01/13

Satoshi Murai

1
読了2016/02/05

のらくら Running B.B

1
「まちづくり」「まちおこし」に関連する書籍は数あるが、本書は特定地域の成功・失敗体験の羅列に陥らず、地域経済の構造を数量的に把握し、構造自体を変化させることを目的とした概念と手法を紹介しており、非常に汎用性が高い内容であると思う。地域資金循環表の重要性が指摘されているが、自治体がコストをかけてミクロな統計調査から積上げて地域資金循環統計を作成しなくても、資金の金融的循環は地域金融機関の預貸率で、資金の産業的循環は地域産業連関表で把握できるから問題ないと言うことなのだろうか。2015/06/18

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