電撃文庫 座敷童にできるコト(5)

著者名：七飯宏隆【著者】/池田陽介【イラスト】

KADOKAWA（2016/03発売）

• ISBN：9784840234306

内容説明

夏休み。克喜たちは、林間学校で高天原高原へ行くことに。そこには、座敷童と敵対する存在・ワラシモドキの“閲覧者”である帯刀脩が参加していて、彼を見張るために未麒と夕琴も克喜に同行していた。一方、克喜のクラスメイト・柏木よう子たちは、水遊びに肝だめしなんて、避暑地でのバカンスを夢見ていたが、前・生徒会長の万里小路に三千院までやってきて…そして、座敷童たちも妖しく動き出して!? イマドキの座敷童が贈る学園ストーリー、物語最大のクライマックス突入。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かずら]

修学旅行編。結構グロかった。ちょっとびっくり。コピーというのがこのシリーズのかなめになっているのだな、としみじみ感じた。座敷童もモドキもみんなコピー。帯刀が鞘月に拒否されたことによって、そのもの悲しさというものが出てきた。早秀のたくらみはこの巻で終わりのよう。ひどい男だけどお気に入りのキャラ。最後の最後で手綱をゆるめてしまうのが、早秀らしい。美形三兄妹は今日もぶっちぎれてて楽しかった。

2013/04/18

[永山祐介]

このシリーズ、最初の頃は「普通だなあ」という感じだったのですが、各人の語っていた言葉の嘘が見えはじめてから面白くなってきました。今までの構図がひっくり返って、三兄姉妹に情報が開示され、そしてオリジナルの登場。

2006/05/18