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内容説明
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。
海にのぞむ隣国サンガルに招かれた、新ヨゴ皇国の皇太子チャグム。しかし、異界からの使いがあらわれたことで、王宮は不安と恐怖につつまれる。呪いと陰謀のなかで奔走するチャグムを描く、シリーズ第4作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
86
チャグムの成長が頼もしい。バルサは出てこないが、バルサに教えてもらったチキのおかげでタルサン王子と親しくなるきっかけをつかむ。チャグムは優しさと勇気と多少の武術、異界を感じる特技、タンダに教えてもらった呪術の初歩を持ち、今タルサン王子やサルーナとの友情も持つことになり成長が嬉しい。シュガとのコンビもバッチリで頼もしい。ただ、個人としての思いと皇太子としてあるべき姿とのジレンマに苦しむのが辛いところだ。2014/11/20
まるる
64
成長したチャグムの物語。まだまだ青い所はあるけど、きっといい王様になるのだろう。今のチャグムをバルサに見せてあげたい。あなたと過ごした時間を肥やしにして、こんな立派な青年になりましたよって。2016/03/29
みっこ
58
海辺の暮らしを夢見る私にとって、サンガル王国の文化風習は興味深いものでした。美しい挿絵に想像を助けられます。特に海の上で暮らすラッシャローは憧れ!心優しく誠実に育ったチャグムに会え、胸が熱くなりました。シュガの反対を退け、タルサンとサルーナを助けると決めるシーンが好き。そしてその支えとなるのはバルサたちと過ごした日々だと思うと、なんだか嬉しくなります。自分の危うさを認識し、あえて危うさを持ち続けたいという覚悟。どこの国でも王家には陰謀が渦巻くもの。彼の夢が叶う日が来るようにと願わずにはいられません。2015/12/26
絳楸蘭
42
旅人はチャグムが主人公なのね。母親に抱かれて眠そうな目をしていた時から3年。皇太子として他国を訪問し自分の考えで人を動かせるまでになるなんて…。環境って大事、物事を知るって必要なんだなぁと改めて感じた。ここまでの努力をしてきたのはチャグム本人だけど、そうさせる切っ掛けをつくった二ノ妃が凄いと思う。さまざまな喜びを知りながら生きていさえいればいい…だから手離すって。そうは思ってもなかなかできないことだと思う。二ノ妃の母の愛とバルサやタンダ、トロガイ師、シュガとの出会いがチャグムを成長させたんだな。→2014/03/24
あんこ
34
佐竹美保さんの挿絵が大好きなので、旅人二冊は迷わず新装版ハードカバーを購入。こちらもまた新鮮な気持ちでの再読となった。守り人でバルサ達大人が過去と折り合いをつけていくのに対し、旅人のチャグムは未来を見据えていく。その決意が旧版の表紙、そして新装版の扉絵に現れている気がする。バルサ達に出会い、別れてからもチャグムが腐らずに聡明な青年へと成長していく様が見られて嬉しい。これから彼らは大きな時代の渦に巻き込まれていくのに、終わりは爽やかな海風が香ってくるかのような印象。2025/07/01
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