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内容説明
タルシュ帝国からの航海の途中で、行方不明となった皇子チャグムを探すため、バルサはロタ王国へむかう。一方、北の大陸には、タルシュ帝国の侵攻がせまっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
財布にジャック
76
文庫化まで待てず読み始めてしまいました。シリーズ最終章に相応しい壮大なストーリーに、読む手がとまりません。「わたしが背負っているのは、重荷じゃなくて・・・夢だから。」というチャグムのセリフが胸に突き刺さります。後書きに、執筆する時に綿密にプロットをたてないと作者自らが仰っているんですが、それには参りました！作者が心のままに書き綴ったこの後の展開が、とっても楽しみです。2010/09/09
まるる
47
やっとバルサとチャグムが再開した！もー涙ダダ漏れ！！バルサも不死身じゃない。自分の体の衰えが気になってる。そしてチャグムは成長し、バルサよりも背が高くなって、もう体も心も５年前の少年ではなくなってる。それでもバルサと一緒にいると「わたし」から「おれ」に自然に変わっちゃうのね。2016/12/20
ケロコ
36
蒼路の旅人に続き、チャグムを追うバルサ。タルシュの策に、ロタやサンガルはチャグムの思うようには働いて貰えないという苦悩をヒュウゴが助ける。色んな人の思いがチャグムを成長させている。相変わらずグイグイいくバルサ。巻末でようやくチャグムと再会する。さあ、守り人シリーズの最大の見せ場がこれから始まる！のではないかと期待して一部読了。2015/03/08
絳楸蘭
32
第一章の途中からそわそわしながら読み、終わりで｢キター!!｣と心の中でガッツポーズ。当たり前だけど、今までの話と繋がっていて続けて読んでよかったな…と思った。バルサとチャグムが出会った人たちがいろんな形で絡んでいて、物語が終末を迎えるんだなぁと実感。皇太子を棄てたことで国や民を思う心が強くなるなんてチャグムらしい。バルサとヒュウゴのお陰で道が見えた！ここで２回目のガッツポーズ!!バルサとチャグム二人が居てこその守り人シリーズ。そしてもう一人いないと！お願い！タンダのためにも早くカンバルへ!!2014/03/27
れいぽ
28
チャグムとバルサが出会って物語が始まって、それぞれが別の道をたどりながら最後に二人が交差する。ついに守り人最終章ですねー。皇太子を嫌がっていたチャグムが国のため民のためと考えて行動する姿には涙。バルサとの再会。策士なヒュウゴ。希望の光はカンバルだったのかー！政治的駆け引きもリアルにありそうな話で。うわー。二部ではどんな展開になるのでしょう。楽しみｗ2010/09/22
