角川文庫<br> 大帝の剣 1

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角川文庫
大帝の剣 1

  • 著者名:夢枕獏【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2016/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041031681

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内容説明

時は関ヶ原の戦塵消えやらぬ荒廃の世。身の丈二メートル、剛健なる肉体に異形の大剣を背負って旅を続ける男がいた。その名は万源九郎。忍術妖術入り乱れ、彼とその大剣を巡る壮大な物語が動き始める――!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

70
文庫化を機に二十数年ぶりに再読するのは、夢枕獏が描く剣豪と忍とSFが交錯する伝奇時代劇。『たいへんよくできました』。豊臣が滅びて二十余年、西洋の大剣を背負う豪快な巨漢・万源九郎、真田の忍に守られる豊臣の落とし胤、それを追う伊賀の忍、“四朗”と呼ばれる美形の剣士、さらに老齢にしてなお最強の宮本武蔵、そしてラストにはあの剣豪も蘇る。なんでもありの荒唐無稽な話ではありながらも、夢枕獏の熱気に満ちた文章の持つ力が心地よく押し切ってくれる痛快さ。以前読んだ時には完結まで付き合っていないのでどうなってゆくのか楽しみ。2016/02/21

サケ太

17
こいつはとんでもねぇ物語だぜ。腰には二刀。背中には巨大な西洋の剣。何もかもが太い男、万源九郎。真田忍軍、それに守られる姫。追う伊賀忍。協力する土蜘蛛衆。変貌した猟師権三。出逢う妖艶な青年、牡丹。宮本武蔵。そして、佐々木小次郎。間に挟まれる説明も好き。歴史で忍者で宇宙人なSF伝奇もの。出てくる出てくる超人、奇人、怪人ども。あまりにもキャラが出すぎて、既にかなり面白い。広がる広がる大風呂敷。今後の展開に期待が持てる。2017/02/06

12
四半世紀前に読んでいた話が完結していることに気付き、電子書籍でまとめ買いして再読。当時もドキドキしながら読んでいたが、オッサンになってもそういう感覚ってあまり変わらないことが判明(笑)。面白い。徳川と真田の忍軍、宮本武蔵に天草四郎、生き返った佐々木小次郎に弥助の息子(この時代に黒人的な風貌ってことはそんな感じの設定に違いない!)と何とも盛沢山。しかもそこに遊星からの物体Xが絡んでもうしっちゃかめっちゃか。どんな風に進んでいくのかワクワク。あ~、これ終わったらサイコダイバーも読まなきゃかな……。2018/01/28

にぃと

7
源九郎が中心だけど、この戦国時代の終わりから江戸時代の始まりまでのオールスターといってもいいくらいの登場人物がいる群像劇っぽい伝奇小説。登場人物は多いけど混乱するほどではないし、細かく章分けされてるのでサクサク読めて引き込まれてしまう。とにかく源九郎の性格がさっぱりしてて豪快なので読んでて楽しい。暴力的な場面やも結構あるけどそれ以上に爽快感ある。2022/09/03

V6_1800

5
久し振りに読む夢枕獏作品。相変わらず(と言っても20年以上前の本だけど)のエログロバイオレンスは苦手なのだけれど、考えてみればテレビの時代劇が綺麗過ぎるだけで本来人を斬るというのはこういう描写が正しいわけです。ともあれ、主人公以外に真田忍群、天草四郎、伊賀、土蜘蛛、空からの謎の飛来物と生命体がでてきただけでも最早滅茶苦茶なのに、宮本武蔵まで出てきて、挙句佐々木小次郎復活の場面で終わるという。はっきり言って次巻を早く読みたくてしょうがない(笑)2019/02/17

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