出版社内容情報
【内容】
「子どもの権利条約」を生きた羅針盤として、子どもの中にある人間的な力を立証し、子どもと対等に向き合う子育て・教育の姿を――生活や文化とのつながりの中で――展望した。
【目次】
はじめに―再発見!子どもの力と子育ての希望
序論 〈いのち〉への権利と子育ての今日的課題
1〈いのち〉が基本/2いま、〈生きる〉ことの意味/3「透明な存在」つくりだす社会と教育
第1部 子どもの力の承認
1市民的子ども観を求めて/2子どもと大人の新しい関係/3子どもに力を(エンパワー)/4「語らせない」文化と教育からの転換
第2部 子どもの権利としての〈ゆとり〉と文化
1権利条約で見えてくる日本/2子どもの風は吹いている/3「生きる力」をはぐくむもの/4明日の学校と教師/補 日本の子どもの生活における未権利をどう伝えるか
第3部 子どもと子育ての安心ネットワーク
1学校と家庭・地域のたしかな関係を求めて/2子ども参加の地域づくり/3子ども組織の今日的意義/4語り合いの子育てネットワーク
あとがき―子どもたちと開く二一世紀の扉
内容説明
子どもたちの苦悩と子育ての不安が、その極みに達している今、子どもたちから存在感を奪い、耐え難い息苦しさを生み出している根源への追求と、そして子どもたち自身の世論形成と取り組みぬきに真の解決はありません。「子どもが変わった」と嘆くより、むしろ大人こそ変わらなければならない―子どもを見る目(こども観)を、新しい時代にふさわしく豊かにすること―が大事です。本書は、「子どもの権利条約」を生きた羅針盤として、子どもの中にある人間的な力を立証し、子どもと対等に向き合う子育て・教育の姿を生活や文化とのつながりの中で展望しようとしました。
目次
序論 「いのち」への権利と子育ての今日的課題
第1部 子どもの力の承認―「子どもの権利条約」に学ぶ
第2部 子どもの権利としての「ゆとり」と文化―「生きる力」をはぐくむ
第3部 子どもと子育ての安心ネットワーク―地域から未来をきりひらく
-
- 和書
- 社会経済学入門