TO文庫<br> 郵便配達人 花木瞳子が顧り見る

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TO文庫
郵便配達人 花木瞳子が顧り見る

  • ISBN:9784864724357

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内容説明

郵便探偵が挑む、宛先も差出人も不明の手紙。「サンタさん へ」とだけ書かれていた――。P255で全てがひっくり返り、P276から真実が語られる時、あなたは涙の味を知る! シリーズ累計5万部突破! 新世代作家の最高傑作! 書店員さんも脱帽!! 二宮敦人[! (ビックリマーク)]×鉄雄[櫻子さんの足下には死体が埋まっている]が仕掛ける大人気お仕事ミステリー!! 【あらすじ】郵便配達中に、花木瞳子は不思議な封書に気付く。宛先も差出人も不明。表には「サンタさん へ」の文字のみ。しかも、その郵便は既に何通も郵便局に送られていた上に、差出人の狂気と妄想がつづられていた。一方、手紙をきっかけに、亡き父親の死の原因を追う瞳子は、そこに秘められた禁断の真実に直面していく。時を越える父と娘の絆、消せない因縁、消えない愛情。あなたの涙腺が決壊する真夏のクリスマス・ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dr2006

50
幻想の世界に沈んでいく誤解と純心が招いた哀れな固執。気をつけないと、ネタバレになってしまいそうだが、ミスリードを招く構成にまんまとやられてしまった。宛先も差出人も不明で行き場を失った郵便を「配達還付不能郵便」という。主人公瞳子が務める郵便局には「サンタさんへ」という謎の封書が届く。そこには稚拙な文章で狂気と妄想が書かれていた。シリーズの安泰に胡坐をかくことのない攻めの一話読み切り。二宮さん的黒い描写もクセになる切れ味の良いミステリーだ。瞳子の今後も気になるので、第四弾も読みたい。良かった。2019/07/03

Yu。

29
サンタさん宛に送られた配達還付不能の不気味な内容の手紙が瞳子の幼少時代の古傷に触れる‥ だがその手紙には彼女にとって避けては通れない悲しく切ない真実が隠されていたのだ。。とてもよかった‥ 頼れる仲間がすぐ側いるっていうのは幸せな事なんだよね‥ ひとりで背負おうとすると誤解や間違いを生みやすい‥ それを思うと亜子が育った環境はあまりに酷い。2019/02/09

異世界西郷さん

24
郵便配達人・花木瞳子が、差出人も宛先も不明の手紙を見つけたことにより、父の死の真相に迫ることになるシリーズ第3巻。父親の遺書や郵政監察官なんて役職が出てくる下りを読み進めながら「何かおかしいなぁ」と思っていたのですが、最後の最後になって真相が明らかになったときに全て腑に落ちて思わず声が出てしまいました。この叙述トリックには気づきませんでした(汗)。今回は前巻に引き続きミズノンが登場してくれたのは良かったですね。しかも、瞳子の母親に紹介されるなんてもう瞳子とくっつくしかないですね(ぇ。2016/05/26

22
さくさくと♪シリーズ3作では1番お話しがひねられてたかも。でも、続編出ても読まないかな^^;2016/08/22

しぇん

17
KindleUnlimitedで再読。時系列の叙述トリックはわかりやすかったのを思い出しました。しかし、過去の捜査がザルすぎる気がしました2023/03/19

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