眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 空中飲茶飯店 上

著者名：かまたきみこ【著】

朝日新聞出版（2015/12発売）

• ISBN：9784022131102

内容説明

峡谷に浮かぶ空中飲茶飯店では各地から茶運師が集い、茶の売買をおこなう。この世界では茶がすべてにまさる価値を持ち、時には政局を左右することさえある。奇想天外な着想と世界観で描いた、ネオ・チャイナファンタジー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[川崎川]

京都議定書が拘束力を増し、石油に代わって中国茶が世界経済の鍵を握るようになった時代が舞台の、SFとファンタジーの溶け合ったようなお話です。この作家さんはごく最近知ったのですが、漫画って小説にない魅力があるんだなあ～と実感。

2013/02/24

[烏鳥鷏]

茶が重んじられ、優れたものは宝石のように高値で売り買いされる世界の話。近未来物だが、環境汚染から復帰したあとの世界なので、二の舞を避けるため文明は退行した感じ。一方で、茶運師と呼ばれる茶を運ぶ専門職の人たちは背中に翼のような器具をつけて空をビュンビュン飛びまくったりする。お茶に関する蘊蓄がいっぱいある。お茶を摘んで乾燥させたらそれで茶葉はできあがりだと思ってたけど奥が深かったｻｰｾﾝ

2009/11/24

[skr-shower]

借り読み。中華風の国で、京都議定書⁇

2018/09/08

[北風]

興味があった中国茶に関して俄然飲みたくなった。やはり一度は茶藝師と呼ばれる人々の淹れるお茶を飲みたい。ちょっと調べて読み返してみると、さらにお茶の深いところまでわかってくる。龍井はまだ飲んだことがないなあ。自分で淹れる勇気はない。

2010/05/22

[ちいたけ]

世界観が判り辛かった。

2009/11/07