- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
峡谷に浮かぶ空中飲茶飯店では各地から茶運師が集い、茶の売買をおこなう。この世界では茶がすべてにまさる価値を持ち、時には政局を左右することさえある。奇想天外な着想と世界観で描いた、ネオ・チャイナファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てんてん(^^)/
4
借り読み。 化石燃料が枯渇した後の近未来を舞台としたファンタジー。もっとやわなものを想像していたのだが、茶への造詣の深さ、現代文明への批判、政治勢力の変化の予見めいた描写もあって少し驚かされた。が、流石にこの物語を上下2冊で閉じるのは尺が足らなさ過ぎるだろう。これからストーリーが転がり始めるといった所で終わったのは実に残念。2010/08/01
北風
3
茶に対する興味は尽きませんが、この世界観も考えさせられますね。こういう歴史もあり得るのだろう。中国はまさに今急成長を遂げているわけだけど、日本の二の舞でバブル崩壊したあとどうなるんでしょうね。環境とお茶が密接に結びついていると思うと、現在大気の汚染で美味しいと感じるお茶の葉が昔と味が違うのだと思うとなんか複雑。2010/05/22
烏鳥鷏
3
茶が最高の価値を持つ云々は「そういう設定」と思って読んでいたが、何故そんな価値観が築かれるに至ったかの答えが提示される。終わり方がやや尻切れとんぼというか、ここからの展開こそが見たいとのに…というところで終わった。茗かわいいよ茗2009/11/25
ひめやさくら
2
再読。いまや深山の奥の方まで環境汚染やらかしてるあの国には到底できそうもない政治のやり方で、今読むと物凄く皮肉が効いてる気がしますわ。2016/08/31
ポチ
1
リアルタイムで読んでいたけれど、全然内容を覚えていなかった。知らぬ間に最終回を迎えた印象。本日、図書館で見かけたので、「どんな話だったっけ?」と再読した。読み終わってうなった。つまらなかったわけではないが、世界観を広げて、登場人物をどんどん増やしていって、「これから」というところで終了。どうりで、終わったと思えなかったはずだ。これって、作者の意図した終わり方だったのか、意図せぬ打ち切りだったのか。いずれにしろ、お茶が至高の価値を持つ世界という設定は、漫画でなければちょっと厳しい設定…。2015/03/23