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内容説明
クラスメイトに「ホモ動画」を観ていることを知られた、たすく。
自分の性指向…ゲイであると皆に知られたのではないかと怯え、
自殺を考えていた彼の前に、「誰かさん」と呼ばれる
謎めいた女性があらわれた。
彼女は、たすくを「談話室」へと誘う。
そこには、レズビアンである大地さんがいて…。
尾道を舞台に描かれる、性と生と青春の物語、第1集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honoka
52
鎌谷ワールドでのこの題材。真摯な取り組みに読み手も必死に追いつかないと。性別を超えて一人でも心から愛し合える人と出会うことができたら、それは幸せなことだと思う。今後も見逃せない作品。2015/12/17
ももたろう
47
「誰そ彼」ってなんてステキな言葉なんだろう。思春期って特に悩む時期なのに…たすくの気持ちが苦しくて切なくてずっと胸が痛かった。アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓15の君へ~」の歌を思い出した。それでもこの作品ずっと読んでいたいと思った。絵がね、すごくいい。マンガってすごいなーいいなーって。LGBT差別解消法なかなか進まないみたい。当事者の意見もいろいろだけど根拠となる法がないと変わらないのかなぁと思うし…でも自分も実はよくわかってない。美輪さんが言ってたけどオカマが差別用語なんだってことも知らなかったし。2016/12/16
わたお
25
初読み鎌谷悠希さん。細やかで美しい絵と、その画力から出される幻影的で絵画的な表現に目を奪われました。ゲイであることを知られたくないたすく。違うって言うだけなのに、自分が一番傷つく言葉を使って否定してしまうのは何でだろうなぁ。たすくのその行動に私も胸が痛くなる。同性とか異性とか関係なしに、他人と深く愛し合うことができるっていうのはとても素敵なことだと思います。どっちだって根本は同じじゃないのかな。たすくが自分を殺さないでいける未来ができるといい。まずは釘を抜けた、さて次は…次巻も必ず読みます!2015/12/20
ネロ
24
鎌谷さんの新作は、ついにそこに踏み込みましたか…という印象の作品。性的マイノリティーが法的にも受け入れられてきたように思う昨今、でも実際はどうでしょう。恐らく表面的なものに過ぎませんよね。その辺りの微妙なザラザラ感が本当によく表現されています。主人公たすくの感じる息苦しさ、しかし大声で叫び出したくなる程の欲求を内に押し込めている様子にこちらも胸が苦しくなります。尾道の美しい情景と音楽的な心理描写がやはり素晴らしくて、どっぷり物語に浸ってしまいました。2016/01/02
ひろき
23
重いテーマの本作が今後どのような展開をみせるのかとても興味深い。また特殊な心理描写の漫画的表現がなされていて見ていて面白かった!2016/01/07
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