徳間文庫 荒野に獣 慟哭す ２ 凶獣の章

著者名：夢枕獏【著】

徳間書店（2015/12発売）

• ISBN：9784198938482

内容説明

おれの名前は御門周平。しかしそれは仮の名で、本当の名前は竹島丈二だという。東亜大学医学部の卒業生で、同大学の大脳病理学研究所の川畑総一郎教授の助手を務めていたらしい。様々な謎をさぐるため、研究所の北海道実験所に潜入した御門であったが、獣化兵に殺された大勢の研究員のバラバラ死体を発見した……。夢枕獏のスーパー伝奇アクション、シリーズ第２弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ももちよ]

つづきつづき！3巻購入！読み出すと止まらないんだよなあ、獏さんの本は

2014/08/20

[Neo]

もう20年以上前に始まった話だったのですね。夢枕獏作品は読んでない物はあっても作品名は全て知っているつもりだったので、衝撃でした。 2巻も勢いよく読めました。久能や法山が実に魅力的です。結末をなるべく知らないままで最終巻まで読み続けたいと思います。

2014/06/16

[Tomomi Yazaki]

Ａ級　なんだか、懐かしのバンパイアみたいになってきたぞ。だが、またも瞬読してしまった。獏の描く物語は読み出したら止まらない。読み終わった後も、読書量の割に物足りない。まだまだ読みたい。まるで極上の純米酒を吞んだときの気分だ。上善如水・・・うまい酒って、後から酔いがまわるんだよなぁ・・・獏、恐るべし。

2014/07/02

[うたまる]

「そうか、きみはまだ、記憶がもどってないので、チプカラを知らなかったのだな。チプカラというのは、言うなれば、チプカ族の神だよ」……薬師如来を守護する十二神将の名を冠した獣化兵。全5巻を通して御門周平が彼らを倒していく物語だと思っていたのに、あっという間に半数以上が消えてしまった。書き始めから20年が経過し、異形のモンスター同士の戦いだけでは芸がないと思ったのだろうか、代わって幾人もの魅力的な人物が登場した。彼らが獣化兵と対等以上に渡り合うたび、雑魚キャラに転落した獣化兵を想いむせび泣いてしまう。

2025/01/13

[ポム]

漫画版を先に読んでいたのだが、1巻から展開も雰囲気も異なるので新鮮な気分で楽しめる。夢枕獏の文体ならではの戦闘シーンの速度、全く異なる理由をもって戦いに参戦する登場人物達、次巻はどうなる事か。漫画版もおすすめ。

2014/08/19