勇者、或いは化け物と呼ばれた少女(上)

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勇者、或いは化け物と呼ばれた少女(上)

  • ISBN:9784047297562

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内容説明

かつて少女は“勇者”と呼ばれ、賞賛された。そして“化け物”と呼ばれ、恐怖された。魔物を殲滅させるまで、少女の足は止まらない。殺して殺して殺し尽くす――それが、勇者の宿命。過去を失い、新たな仲間を得ても、少女の目は魔物を追い続ける。理由は、ただひとつ。「私は、勇者だから」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

73
著者の作品は「死神」に続いて二作目。「死神」でも思ったが狂った強者を書くのが実に上手い。というかそういう心に闇を抱えたキャラクターばかりなのが読んでいて楽しい。数々の伏線が下巻でどの様に回収されるのか、早く下巻も読まねば。2017/02/09

T.Y.

15
魔王を討伐した「勇者」の少女。そのあまりの強さに仲間からも化け物と恐れられ、自分の名前も無くした彼女は、魔物を殺すことだけを目標に迷宮に潜る。気がつけば周りには新たな仲間も集まるが…。相変わらず、戦えば無双だけれど血と破滅の匂いが付きまとう荒んだ少女の造形が素晴らしい。世界を救う程の力を持つ「勇者」という存在のダークサイドを追究した作品としても読み応えがあるが、それでいて適度にコミカルなやりとりもありすんなり読めた。『死神を食べた少女』ともリンクがあるのか。ダンジョンは、物語が終わった後によく似合う。2014/08/21

dorimusi

10
死神を食べた少女を読んでから読もうと積読して早・・・なんと7年! 今更なのでもういいやとこちらから読んでみました。 ちょっと世界観の説明不足感は全巻読んだ人想定なのかな?でもまぁそんなに気にならず読めました。 ギルド登録して仲間が揃って、ギルドの審査の試験で勇者の過去が明らかに?てあたりまで。うーん見事に起承転結の転の前で終わってる感じがする。 下巻も良かったら「死神を〜」も読むかな。とりあえず下巻を読もう!2022/08/08

ささきち

9
死神を食べた少女と同じ世界っぽいね、時系列は前作に出ていたキャラが割と出ているが既に死んでいるはずのキャラや死神の上巻でチラっとだけ出ていた王国に魔物が現れて連合が生まれたとかなんとかの話なのかな~?と思っているのだが勇者が出会った食い意地の張ったシスターってシェラじゃねぇの?と思うと時系列が謎になるんだよな。タイトル通りではあるのだが500年前に勇者にさせられた少女が仲間と一緒に魔族と戦っていたが仲間の雑魚共は雑魚だったので魔族に殺されるが勇者は魔族に勝ち蘇生までさせたのだが雑魚は心を折られ勇者に恐怖し2020/02/01

alleine05

9
WEB版途中まで既読。途中から更新されなくなってこりゃエタったかなと思っていたけど、気がつくと書籍化報告されていたので、それならどうせなら書籍版で最後まで読んでみるかと待っていた。上巻は既読の範囲内。やはり面白いなあ。主人公の勇者ちゃんは私TUEEEの無敵状態にも近いのだけど精神的には深く傷ついていてやさぐれ気味状態だったりとバランスがいいし、そんな勇者ちゃんの周りに集まってくる仲間も個性が立っていて非常に魅力的。そんなデコボコパーティでのやりとりが傷ついた勇者ちゃんには救いにも(コメント欄に続き)2014/09/06

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