集英社オレンジ文庫<br> 卯ノ花さんちのおいしい食卓

個数:1
紙書籍版価格
¥594
  • 電子書籍
  • Reader

集英社オレンジ文庫
卯ノ花さんちのおいしい食卓

  • ISBN:9784086800389

ファイル: /

内容説明

突然の失業、おまけに住んでいたアパートが火事になって全焼。身よりもなく、途方にくれていた若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所で「薔薇屋敷」と呼ばれている卯ノ花さん一家。気まぐれにカフェを経営している美形兄弟ふたりのほかに、人形のような美少女がいるはずなのに、彼女が見えているのは若葉だけのようで!? 謎めいた住人のそれぞれの事情とは――? ほんのり、あたたかい。不思議な家族の物語。

目次

一、おにぎりの章
二、コンビニ肉まんの章
三、焼きりんごの章
四、バースデーケーキの章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

野のこ

70
初読み作家さん。読友さんのレビューで気になりリクエストしました。装丁がほっこり美味しそう♪なんだけど内容はずーーんと重かった。若葉ちゃんと凪さんの辛い過去。謎多き八重姫と朱璃くん。悲しく切ないけど、思い出の食べ物が元気の源になったり、みんなで食べるごはんの美味しそうで素敵だった。凪さんが作ったスパニッシュオムレツに厚切りバタートーストにハチミツをかける朝食にうっとり。チーズおかかって絶対に美味しいのに食べたことないや!優しさに不器用な朱璃くんは可愛かった。2も楽しみです。2019/07/21

りょうじ

57
思っていた感じと違いました。料理の話よりも登場人物の過去の話が主でした。料理は次巻に期待してます(笑)読みやすい作品でした。2016/06/16

よっち

57
突然の失業、おまけに住んでいたアパートが火事になって全焼。身よりもなく、途方にくれていた若葉が「薔薇屋敷」の卯ノ花さん一家に仮住まいさせてもらう物語。ようやく独り立ちした若葉に起こった不幸の連続。窮地に陥った彼女を救ってくれた「薔薇屋敷」の住人たち。途中から住人それぞれの抱える事情に大きくページが割かれて、思っていたのとはちょっと違った展開になりましたが、そんな背景を持つ住人たちだからこそ、若葉を受け入れてくれたのかなとも思いました。ここから物語がどう展開されてゆくのか、その辺りは続編に期待ということで。2016/05/16

はつばあば

56
卯ノ花だからオカラの好きな肝っ玉母さんが若い子たちに色々な料理を振る舞う話かと。もうほんまボケボケの読み手で申し訳ないと思いながらも3冊共購入済み。家族は居ないが健気な若葉、突然会社は倒産、家は火事で。悲惨な状態ではあったがこの卯ノ花さんちに間借りできることになった。卯ノ花さんちにはアンティークドールのような八重姫さんと美形兄弟が。そのうち二人は「不老長寿」という好いのか悪いのか分らん業を背負っている。登場人物4人の生い立ちが生きていることのしんどさ虚しさを抱えながらも若葉の前向き、直向きさに癒されている2020/07/28

のんき

56
ほんわか、あったかくなりました。若葉は、職を失い、住んでいたアパートも全焼してしまいます。そん若葉を卯の花さん一家の三人が、住まわせてくれます。安心して、みんなと一緒に食べるおにぎりは、若葉には、とっても美味しかったと思います。卯の花さんちの三人の生い立ちが明かされますが、つらく厳しいときを過ごしたようです。だから、みんな優しいんだなあって思いました。若葉も素直で、卯の花さんちのカフェも手伝い、掃除も料理もやるのは好感が持てました。卯の花さんちの秘密を知った若葉は、これからいったいどうなるのかなあ2017/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9836019
  • ご注意事項