集英社コバルト文庫 魔王の花嫁と運命の書 男装王女は潜入中！

著者名：日高砂羽【著】/紫真依【イラストレーター】

集英社（2015/11発売）

• ISBN：9784086018722

内容説明

ローザンヌの王女セシーリアは実は魔女。弟レオンがセシーリアと魔王の婚姻を阻止したため、呪われてしまう。呪いを解くには究極の魔法書『運命（さだめ）の円環』が必要だ。魔女狩りで多くの書物を没収したヴァイスブルクの帝国図書館にある可能性が高いが、そこは女人禁制。とはいえ、魔法書は魔女にしか読めない。セシーリアは男装し、図書館へ潜入することに。そこで帝国の皇子と出会い…？

目次

序章
一章　男装王女の誕生
二章　帝国の黒の魔王
三章　男装王女は捜索中
四章　ふたりの皇子
五章　波乱の舞踏会
六章　魔女と魔王
終章
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ダージリン]

表紙と「男装王女」「図書館」などの言葉食いつく私（笑）。壁ドンは多いし、正体バレのわくわくとか楽しく読みましたが、ストーリー的にかゆいところに手がとどかない（さらっと流されている）所がちらほら見られます。続きがあれば、もっと深く書き込めると思うので続きを待ってます！弟レオンが魔王とかわした契約も気になります～。

2015/09/10

[合縁奇縁]

ローザンヌの王女セシーリアは実は「黄金の薔薇」呼ばれる魔女。弟レオンがセシーリアと「赤の魔王」との婚姻を阻止した為に呪われてしまう。呪いを解くには究極の魔法書『運命の円環』が必要で、魔女狩りで多くの書物を没収したヴァイスブルクの帝国図書館にある可能性が高いが、そこは女人禁制。でも魔法書は魔女にしか読めない。セシーリアは男装して図書館へ潜入。そこで「黒の魔王」と呼ばれる帝国の皇子ルードルフと出会って急接近。セシーリアが魔女だってことがルードルフにバレたり、「白の魔王」も出て来てこれからどうなるんだろう?

2018/07/17

[すみの]

魔女であり、王女であるセシーリアが弟レオンにかけられた呪いを解くために敵国に男装して潜入。呪いを解くカギは帝国図書館にあるという魔法書。しかし、図書館長は隻眼鋭く黒衣の帝国第二皇子。主人公のふたり登場(表紙)の今巻。うまく潜入したが運悪くお城で和平の舞踏会があり今度は主賓として女装するセシーリア(笑)。この舞踏会で恐い思いをするが第二皇子ルードルフの秘密を知ることになる。しかし『白の魔王』『赤の魔王』『黒の魔王』…まだよくわからない。

2016/11/17

[ぐっち]

女子禁制の帝国図書館で、男装王女が壁ドンされまくりつつ、魔女の魔法書を探す話。眼帯皇子もいい味ですね。結構重たい状況をまだ流しっぱなしなのが気になるので、続きがあることを祈って。

2015/09/05

[shizuca]

セシーリア、乙女としての可愛いげが中々にないヒロインで、ヒーローがどう攻略するかと思っていたら、オチはそう来るのか、とスッキリ納得。話さしが進むにつれて、絡まる謎(？)がとけていって、一冊完結でも続編でも大丈夫なあたりさすがだなぁと。が、ラブが全然足りないので、続編ください。お兄ちゃんのネジの外れ具合やレオンの意味深発言など、気にしようと思えば気にするとこも所々ありますし、キャラももったいないですし。セシーリアの魔王との婚姻をどう邪魔するのか気になりますし。続編糖度高めなのを待ってます！

2015/09/17