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内容説明
疲れてるとき、しんどい時、
私はいつも大橋君の漫画を読む。
――――東村アキコ
忘れてた、あの感情がよみがえる。ノスタルジック・イリュージョン。
「母さん。ボクらは今、漠然とした不安の中、たしかに中学2年という季節を過ごしています。」
中学2年の太郎の家にはお母さんがいません。人より少しシャイです。
親友はヤスシ。同じクラスの谷村さんにこっそり想いをよせています。
冴えない学生生活をおくる太郎は、それでも何かデカいことをやってやろうと…
いや、やったほうがいいのか?という気持ちで生活をしていますが…
雨上がりの虹のように描かれる、誰にでも平等にあったはずの青春物語。
繊細でリリカル、モラトリアムと妄想が爆発するヤングゼネレーション・コミック。
トーチweb連載時の原稿を大幅加筆&修正。描き下ろし漫画とコラムも特別収録した決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanon
4
大橋さんの作品で、一巻丸々同じキャラクターを使うというのは無かった気がするが、素晴らしく愛着が沸いてくるのだなあと。実は二巻を読んだあとにすぐ再読をしたくらいなのだが、めちゃくちゃ好きですこの作品。本当に、段々と、ツボにはまってくる。2018/10/12
kasukade
4
この微妙に異世界って感じが緩いギャグマンガってだけじゃない思春期失敗談を読んでる感じがして楽しい!翼なんかいらないと思わせる描写に悪意を感じるw2016/01/19
コリエル
3
スクールカースト底辺の少年たちの日常をルーズに描いた作品で、さくらももこの永沢君に似ている。2019/01/03
kasutabe
3
冴えない中学生あるあるなのだが、一風変わっている。あるあるの一言では語れない、説明しきれない爽快さがある。とある芥川賞作家がTVにて『小説には抜けがある』と言っていたが、この漫画にもぬけを感じた。2015/12/21
片桐安十郎
3
普通に内容は面白いです。頭の悪い中二達の馬鹿な会話を見ていると5年前くらいの気持ちを僕自身も思い出すことが出来、ノスタルジーに浸れました。エピソードとしてはうんこの傘回しのくだりがとても面白くこのーシーンだけは声に出して笑ってしまいました。ドカ笑いとまでは行きませんが素晴らしい作品であったと思います。2015/11/24