内容説明
「かふぇ純情」――高円寺商店街にある昭和レトロな喫茶店。マスターの亮二と居候の翔太が営むこの店に、今日も美味しい珈琲と料理に惹かれて常連客が訪れる。客は毎回ちょっと面倒なヤッカイごとも持ち込んで……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
44
第二話に入るまで物語に乗れなかったけれど、「りん」というトリックスター的な存在が登場してからは勢いがついて一気に読み切れた。このストーリーは読了してこそ理解できる部分が多いと感じた。2016/02/02
ううち
24
初読み作家さん。脱サラして喫茶店を継ぐ亮二は、居候・翔太の面倒を見つつ、りんちゃんという押しかけアルバイトも雇うというなんとも面倒見の良い主人公。お客さんとのエピソードは少なめですが、その中で喫茶店を継いだ理由や、懐かない翔太が少しづつ打ち解けてくる様子などもしっかり描かれていて、この手のものにありがちな物足りなさが全くなくて満足。コーヒーやカレーなど食べ物も美味しそうだし、続きが出たら読みます。2016/09/18
那由多
21
ギリまで買うか迷った。タイトルとあらすじで気になるんだけど、表紙絵がそそられない。しかし喫茶店メニューの羅列に逆らえなかった。レトロな純喫茶の若い店主と同居人、お客さんのエピソードはほっこりの連続。第3話は、予想はついてるから吉田さんの気持ちがわかって、貰い泣きしそうだった。2019/08/19
にゃんまげこ
17
石原さん初読み。気持ちがほんわか暖かくなるような優しい話でした♪特に三話目が好きです。あまりいい印象のなかった翔太くんも、ラストにはずいぶんなついてかわいらしくなってましたね、良かった~。何となく、女の子が出てこない…と思ってたら、BL作家さんだったんですね~。せっかくだから、この作家さんの描く女の子達もみてみたいなぁ!ww2017/07/09
沙耶
17
初読み作家さんでした!高円寺の近くにある喫茶店で先代から譲ってもらった亮二。先代の孫の引きこもりの翔太と一緒に暮らしながら喫茶店をやって喫茶店に来る人たちが困っていたら助けてあげる優しく、ちょっとお人好しの亮二。悩みが解決してお客さんが笑顔になったり、喫茶店に来た人と楽しくお話したり、慰めあったりしてる姿は読んでいてとてもよかったです。特に3話目がとてもいいちょっと感動するようなお話でおもしろかったです。2017/03/07