内容説明
小国エルラーンへの婿入りを機に、帝国領の一部を水面下で掌握した屑星皇子ラウル。そんな彼が次なる一手への足掛かりに選んだのは、内戦に揺れるバルゼイア連合国だった! ちょうどバルゼイアの現体制派より救援要請を受けていたラウルは、出稼ぎも兼ねてかの国への出兵を決意する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
16
エルラーンへの婿入りを機に帝国領の一部を水面下で掌握した屑星皇子ラウルが、次なる一手として内戦に揺れるバルゼイア連合国の救援要請を受け、出稼ぎも兼ね出兵を決意する第二弾。先を見据え着々を布石(ルシエの星神器を使った開墾とかw)を打ちながらの派兵は今後に繋がりそうな出会いもあったりで、目的のために状況の変化や同盟相手を見極めながらのしたたかな立ち回りが求められる展開になりそうですね。また夢オチ?!と苦笑いしたマリーベルたちの想いにどう決着を付けるのか。そういう観点からも次巻以降の動向に注目したいと思います。2015/10/30
真白優樹
11
お金稼ぎもかねて隣国の内乱に加勢する今巻。・・作戦がかなりえげつないというか何というか、というか自分の策の為に味方をあえて死なそうとしている主人公って見たことない気が・・・。そんな中、今回は次回の決戦への溜め及び掘り下げといった感じでありラウルからマリーへの秘めた思いが明かされている。・・・一つボタンが掛け違えば、少しでも歩む道が異なっていたら、別の道で気ままに生きるという道もあったのか。どうにかしてマリーも幸せになれないものだろうか。切に願いたい。 二面的な決戦が迫り、戦乱が迫る。 次巻も楽しみである。2015/11/02
尚侍
9
素晴らしい。初巻で勢いがあっても続刊ではそれが失われてしまう作品は残念ながら少なくないのですが、本作は初巻の勢いをそのまま維持しつつ、無理なく話を大きくしているのが実にいい。またマリーベルと一線を越えてしまったというのがまた良く、あそこで話をぼかすことも可能だったはずなのに、その点から逃げず互いの気持ちを描写した上できちんと結末まで描いたのは本当に素晴らしい。これは最近のラノベにしてはかなりの冒険だと思いますが、そこまで踏み込んだ作者とそれを許した編集部には素直に拍手を送りたいですね。続きが楽しみです。2015/11/10
晦夢
6
例のアレ、3巻でもオナシャス。実行段階に移ってくれるならそれでもいいけれども。マリーベルが良すぎるんだよな。2015/12/19
niz001
5
また夢オチ、しかも確信犯かw。この巻時点では打ち切り決まってなかっただろうに早くもヒロイン脱落(交代で1人増える)。綺麗に処理してくれたのがマリーベルへの救い。面白いんだが、どうも軽い。獣人のネーミングはどうよ?2018/01/07