創元SF文庫<br> 星のダンスを見においで 地球戦闘編

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創元SF文庫
星のダンスを見においで 地球戦闘編

  • 著者名:笹本祐一【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 東京創元社(2015/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488741051

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内容説明

西銀河じゅうにその悪名を轟かせた伝説の宇宙海賊ジャンピング・ジャック・フラッシュが姿を消して18年が過ぎた。かつて副官だったアレックスは、ジャックの足取りを追ううち、辺鄙な後進惑星にたどり着いた――地球である。それも、時は現代。横須賀のどぶ板通りで、戦場帰りを装って奇妙な骨董品屋を営んでいたジャックは、かつての部下たちから所構わぬ大攻撃を喰らい、横須賀沖に沈めてあった宇宙艇で再び宇宙へ飛び立った――事情を知るよしもない、女子高生の唯佳を乗せて。著者の真骨頂たるスペース・オペレーションSFを二分冊で贈る。/解説=堺光保

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

69
『妖精作戦』シリーズの笹本雄一による普通の女子高生が巻き込まれる宇宙海賊モノ。これも妖精作戦同様20年以上前の復刻版だが、古さはほぼ感じないところがすごいですね。『よくできました』。特殊能力のひとつも持たない高校生が宇宙海賊に誘拐されてもパニックもなしに馴染んでしまう軽さは笹本作品ならでは。夏休み前の数日で現代日本から宇宙空間での戦闘を経て大海賊の遺産を探す旅に出る展開を成立させるためには、ゼロ年代主人公の屁理屈だらけのうじうじでは物語にならないワケですね。2016/01/24

ユメ

38
スペース・オペラを全く読み慣れていない私のことも、ジャンピング・ジャック・フラッシュと唯佳がぐいぐいひっぱっていってくれた。女子高生の唯佳は、顔馴染みの骨董店主ジャックと怪しい男たちの抗争に巻き込まれる。なんとジャックは宇宙海賊で、「笑う大海賊の秘宝」の行方を探すかつての部下たちに狙われていたのだ。めくるめく日常と非日常の反転にくらくら。『妖精作戦』と同じく、唯佳の日常にリアリティがあるからこそ酔える。そして、荒くれ者の宇宙海賊たちのセリフのかっこいいこと。宇宙へのロマンがぎゅっと詰まっている。2017/04/16

くたくた

31
前回の長きに渡る読書スランプを蹴破ったわたし的奇跡の一冊。読メ開始前でレヴューも入れてなかったので、再読がてら。ミニスカパイレーツから遡る事?世紀。地球的には現代日本は横須賀の裏路地に隠棲する某大物宇宙海賊。ひょんなことから女子高生に身バレし、なし崩し的に市街戦から2人海賊旅(宇宙)へ。キャラよし、テンポよし。極めて映像的で鮮明な情景が脳裏に展開して面白い!素晴らしい!の一言、ではなく二言に尽きる。上巻は太陽系内の近接戦闘からお宝求めての旅立ちまで。ジャックがくるっと指を回して宇宙を指さす。私も行きたい!2019/08/20

ノリピー大尉

20
銀河を荒らした凄腕の宇宙海賊ジャックが失踪を遂げて18年。その間、ジャックが隠れ住んでいたのは横須賀市内だった。ジャックだけが知る秘宝の在りかを求めて、かつての部下が地球に(つまり横須賀に)出現した。横須賀中央駅付近の細かなタウン情報と大宇宙の壮大な物語が、軽いタッチで展開。「最大望遠」に「めいっぱい」とルビを振る作者の感覚は好きだな。 2016/01/16

libra

18
後書き読んで20年近く前の作品だということを知る。最近の本だと疑いもせずに読んでいたので、違和感を感じず、古臭さもまったく感じさせない。宇宙空間を舞台に冒険活劇を想像させられる展開にはワクワクせざるを得ない。敵との攻防も深刻さを感じさせられないのも読んでいて楽しめるので、気楽な感覚で読めるのがいい。なんとなく長編を想像したけど、たった2冊で終わっちゃうのがもったいない。宇宙海賊、女子高生で「モーパイ」を連想したけど、同じ人だったのか。どうりで。「ミニスカ宇宙海賊」も読んでみたいけど装丁のハードルが。。。2016/05/27

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