内容説明
地球がナメクジ型異星人に攻撃されてから30年、ヒブル大佐率いる科学者チームは、ついに敵を殲滅する新型爆弾を開発する! だが、肝心の敵の母星の位置がどうしてもわからない。惑星バイクセルが異星人に再占領されたとの情報を得たワンダー中将は、ヒブル大佐とともに惑星バイクセルに急行する。異星人兵士をあやつる脳の役目を果たす生命体を生け捕りにして、その本拠地をつきとめるために……壮大な戦争SF堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
12
ここまで続くとは思わなかったけど、シリーズは5巻で終わりました。少し寂しい気もします。今回もけっこう楽しんだけど、ジェイソンがここまで米国的ナイスガイ精神の体現者になってしまうと、ちょっと引いちゃうなぁ。それでも姉妹編が出たら、また買ってしまうのだろう。2015/10/25
おち
5
シリーズ5巻目最終巻、面白かった! 絶命絶命の事態にいつも何とかしてくれた最強の歩兵、主人公ジェイソン。 想像したのとは違った結末でとても驚いたが、とても面白かった。 地球外惑星で出会った過去の仲間が再登場して懐かしい。 そして最終巻も変わらず悲しい別れが、気を抜いた処にドカンと投下、こちらもビックリ。2023/01/14
sezmar
5
終わって安心、ちゃんと終結。タイトルの「孤児」は深かった。現実世界のネタを連想する交渉を読みながら、それらが通じない相手とどうなるかと思ったらそうなったのか……これも伏線回収といって良いのかわからないが満足。2015/10/26
オイコラ
5
大団円。理解しあえないながらも消えて欲しいわけじゃない。なかなかつらい選択をつきつけられて、結局、運というか無意識に委ねる。まあそれ以外にないよね。ジェイソンはそうすることで生き延びてきたわけだし。中盤は4巻に続いて衝撃の展開で、ここで!?と思ったし残念だったが、ラストの展開を考えれば、そうだよな…2015/11/11
prosecco
4
孤児5ついに完結、長旅でした。お気に入りの映画「スターシップトルーパーズ」を思い浮かべつつ読み始めた初刊で命の軽さに驚愕し、やはりずっと大切な人々がコロコロと殺され続けて概ね判ってきた5冊目は、急に命の重さが増大したような。ついにはナメクジとも疎通しあらためてヒトの業の深さに触れるような終末、いかがお過ごしだったのだろう。これまでのボリュームからすると控えめな大円団、おつかれさまでした。ワンダーとミミと、私。2017/08/23