ジャバウォッキー１９１４（１）

著者名：久正人【著】

講談社（2015/11発売）

• ISBN：9784063765779

内容説明

1916年、フランス・ソンム。こう着した戦線を打開すべく英軍は「戦車」を導入する。だが、この新兵器導入の影には、記号「＠」を旗印に掲げ、恐竜復権を企む組織の存在があった……。マダム・アプリコットとその子供たち、サモエドとシェルティの兄妹は、虐殺と陰謀を阻止すべく鉄の暴風吹き荒れる西部戦線へとその身を投じるが……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sin]

おおぅ！ジャバウォッキー！墨べたと大胆な構図が魅力的で相変わらずクールな作品だ。今回は前作の２５年後ということでピチピチだったリリーが子連れのレディで、その子達が大戦の最中に戦争を終わらせるべくアクションを繰り広げる。戦争じたいは恐竜たちが操っている設定ではあるが、そうでもしないと乱暴な人間の矛先は自分たちに向けられてしまいそうだ。ある種の自己防衛かも知れない。

2016/10/01

[すけきよ]

続きやってほしいなぁ～と口にしつつも、やるとは思っていなかった、まさかの続編！しかも、主人公は久作品としては珍しくロリっ子ｗ　一方のリリーはもう50。荒削りな部分もあった前シーズンに比べて、すっかり貫禄たっぷり、爆乳気味の美熟女にｗ　持ってる日本刀はDHの形見？　トークショーによれば、サバタは前『ジャバウォッキー』最終回で死ぬ予定だったらしいので、これも形見なのかなぁ…。イフの城も不明。ただ、シェルティのバイクには「if」の刻印があるし、集音器はブースロイドを彷彿とさせるから組織とはつながりがあるのか…。

2015/10/10

[kuma]

ジャバウォッキーの続編といってもいいのかな？@から始まる大活劇。マダムアプリコットがリリー・アプリコットだということはこの兄妹って...

2015/10/15

[hika]

@マークの真の意味への奇想から、まるでマークの尻尾を伸ばしていくように、恐竜によって書換えられる第一次世界大戦が広がっていく。どこまで、この恐竜のような物語の尻尾が伸びるかが楽しみで楽しみでならない

2015/10/13

[辺野錠]

連載開始を聞いたときはあのジャバウォッキーが帰って来るのか！？と驚き嬉しくなったので待ちに待った単行本化。序盤の＠の話、歴史の影に暗躍する恐竜、そして戦車との戦いで繰り広げられるアクションにコレだよコレ！と思う。無印のシーンが引用されるのも嬉しい。引き続き実在人物が出て来るのも楽しいポイント。しかもチョイスがすげえぜ！　サバタの行方とシェモエドとの関係、イフの城と有翼の蛇はどうなったのかと無印とこの作品の間の出来事が気になる所。作者紹介も嘘丸出しで楽しい。

2015/10/14