内容説明
花百姫の下に集結をはじめた八忍剣。 彼らは空天の法によりふたたび時空を超えた。 降り立ったのは、カツラの木が紅に萌える踏鞴場。 五十年後の多蛇羅城、魔に憑かれた城主が、選ばれし運命の子の肉体に魔王を甦らせようとしていた。 そこで明らかになる美女郎の出生の秘密と、霧矢の悲恋のドラマ。 そして花百姫を襲う恐ろしい運命…… 渾身の時代活劇ファンタジー第五弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
13
前巻も予想を超える展開があったが今度は反対のベクトルに振り切ってくるとはびっくり。ある程度お話の仕掛けが見えてきたがこれほど凝った構想を仕込んでいるとは驚きで、正直舐めててごめんなさいとしか言いようがない。これはかなりの面白さだと思う。特にこの5巻はドラマチックな悲恋があり印象深い。残り2冊は駆け抜けるように読んでしまいたい。2014/06/12
花宴
8
シリーズ第5弾。今度は5人が時代を飛んで隠れ城、多蛇羅城へ。そこで明らかになったのは美女郎の出生の秘密。時を越えたのか…。この事が美女郎にどう影響を及ぼすのでしょうか。深雪の方はなんだか気の毒な気がしました。花百姫も母を知らないままです。霧矢は知っているんだから、戻ったら多蛇羅へ深雪の方を迎えに行けば…?と思ったりもしますが…。霧矢も花百姫も体へのダメージが大きすぎた。特に呪いの石が突き刺さってしまった姫が心配。2020/05/30
かー
4
4巻から続けて一気読み。そうだったのか、霧矢。深雪さまは恋に生きる人だったんだなあ...。話が大きく動き始めていますが完結まであと2冊あるんですね。どういった結末になるのか楽しみです。花百姫の恋の行方はいったい...。個人的に私は相馬天兵が好きです。2013/05/17
小雀✡ずーっと積読減強化月……
3
美女郎、そう来たか!いやぁ、背景の語られない変な存在だとは思っていたが…。しかし、もう5巻だと言うのに醜草クン…神宝どうすんのよ(笑) 通じて一番凄絶な闘いでしたね…でも、まだ続くので今後は更にって事でしょ?アレやらコレやら山積してますが後、2巻でホントに終わるんかい??2014/06/22
いっちょめ
2
あと2巻。この面白さをもっと読みたいです。 この本は最後の解説を読むのも楽しみの一つです2013/07/28