文春e-book<br> 水の香り  [分冊版]

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文春e-book
水の香り  [分冊版]

  • 著者名:石田衣良
  • 価格 ¥102(本体¥93)
  • 文藝春秋(2015/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ISBN:9784163903422

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内容説明

アメリカのブルーフィルムを上映している映画館で、年上の女性と出会った男子高校生の一志。彼女は脚本家で、AVの脚本を書く参考に一志の話を聞きたいという。

※この電子書籍には、単行本「MILK」所収の短篇「水の香り」が収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

214
大人の官能小説でした(//∇//)石田衣良さんの作品を読むのは6作目*セックスレスの夫婦や、いけない恋など色々な男女の切実な欲望をストレートな言葉で表現された10編の短編集*見事に全部エッチ系のお話だったのですが結構リアルで生々しい表現なのに石田衣良さんの飾らないお人柄が出てるのか、いやらしさは意外となく、読みやすかったです♪ドキドキはしちゃいますが、切なさを味わうよりもあっけらかんと欲望のまま楽しんでる感じ(笑)年齢を重ねた男女のお話が多かったです。いくつになっても女性として見られたい気持ちわかります♡2016/04/28

starbro

195
石田衣良は新作中心に結構読んでいる作家です。タイトル・表紙から甘い青春小説かと思っていたら、セックスレス、熟成された嫋やかな女性の身体をテーマとしたエロスの短編集でした。内容の割には石田衣良らしく爽やかな読後感です。オススメは夫婦愛が羨ましい「病院の夜」です。何歳でも恋愛(性愛)が出来ることは、素晴らしいんでしょうネ?【読メエロ部】2015/11/03

おしゃべりメガネ

158
先日『娼年』シリーズを読んだ影響か、セクシー路線?な石田さん作品を読みたくなり、再読です。う〜ん、読んで後悔とまではいかないのですが、どういうワケか「読んで良かった」感になれないんですよね。決して作品がつまらないとかではないし、読みにくいワケでもないと思います。多分、色んな意味で性描写が上品すぎて、作品によってはちょっと現実離れしてるからかもしれません。こういう作品に上品さとか現実云々を求めてはいけないのですが、中途半端な官能小説っぽさが、妙に自分をしらけさせるのかもしれません。女性はもっとしらけるかも。2018/05/14

おしゃべりメガネ

145
【第六回本おすすめ週間】久しぶりの石田衣良さん作品ですが、石田さん‘らしい’といえば‘らしい’ですね。『娼年』や『40』など、ステキな作品も数多く書かれている素晴らしい作家さんなのに、ここ最近は読みたくなる作品が自分的にはあまりなく・・・。今作もなんとなく想像はついていましたが、やはり想像どおりの内容でした。とにかく「性」の在り方、営みについて色んなあらゆる角度で書きつづられています。年齢層は選ばないながらも、あまり若い年代向けではないような気がしますが、相変わらず性描写はクリアで芸術的ですらあります。2015/11/14

優希

110
大人の官能漂う恋愛短編集でした。様々な関係の男女が交わりあい、匂い立つエロス。男女の欲望がストレートに描かれているせいか、性描写に生々しいリアルは感じず、寧ろサラリとした感じがします。性的ファンタジーのような雰囲気がありますね。2016/05/18

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