内容説明
若様侍・奥山右京之介、登場！ 青羽二重（はぶたえ）の袖を翻し、江戸の町で始めたよろず用心棒、悪党払いの裏稼業。弱い奴には滅法強く、強い敵にはなりふり構わず策略を練る。平成の世の記憶を瞳に浮かべ、奇策を弄して悪を絶つ、痛快無比の時代活劇。永年の想いをこめて、著者が初めて描く、時代小説のニューヒーロー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
3
双葉文庫『右京之介太刀始末①お江戸は爽快』の底本なので再読になるけど、内容はほとんど忘れていて面白く読み終えました。後に奥山右京之介がやらかすことを思えばまだまだ初々しい。作中「面妖だが会わずにいると心さみしい。まことにもって奥山殿は不思議な御仁だ」と用心棒仲間の矢島浪人が語る言葉がこのシリーズの魅力を言い当てています。2019/02/06
