講談社文庫<br> 論理爆弾

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講談社文庫
論理爆弾

  • 著者名:有栖川有栖【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2015/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062931762

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内容説明

落人伝説の村を襲う連続殺人! とんでもない事態に遭遇した17歳の探偵・空閑純。彼女の一途な思いが、真実にたどりつく鍵となる。すべての探偵行為を禁止する法律が成立した日本で、探偵を目指す純は、失踪した母親が消息を絶った九州の深影村を訪れる。そこで母の手がかりを見つけた矢先に隣村でテロが起き、村に通じるトンネルが破壊される。孤立した村で連続殺人事件が発生し、純は探偵として恐るべき狂気と対峙する。

目次

序 章 純、南へ
第1章 母の足跡
第2章 爆発
第3章 侵入する死
第4章 オチムシャくん
第5章 こだまする悲鳴
第6章 魔の跳梁
第7章 血煙
終 章 純、空へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

75
これってこれでシリーズ完結なんだろうか。腑に落ちない。2018/10/15

ソラ

49
ミステリィの風味を含みつつも比重としては新米探偵が経験を積んでいく過程に重きを置いてるのかなぁと思う。話自体は途中まではテンポが重くて長く感じたのだけれど解決編あたりからすっといった感じ。友人二人が純に宛てた歌声のエピソードが良かった。2015/10/03

rio

44
失踪した母の消息を辿り、九州の深影村を訪れた純だったが、隣町でテロが起こり深影村が封鎖されてしまう。そんな中連続殺人事件が発生するソラシリーズ第3弾。閉鎖された村の中にいる緊張感と純の孤独感が合わさり、不安を煽られる分物語に惹きつけられるという不思議な雰囲気を持った作品でした。ミステリー面よりは、純の成長をはじめ故郷にいる友人や旅先で出会った人々の親切心等人間的な部分が見処だったと思います。タイトルとのリンクも印象的でした。2015/10/27

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

43
探偵行為が法的に禁止された世界。探偵<調律師>だった父を逮捕され、探偵に母<水無月>は行方知れず。空閑純は、その母が最後に姿を見せたと思われる深影村に潜入する。ところが、村に入ったその晩、村に通じる唯一のトンネルが戦争によって塞がれ、そして閉ざされた村で始まる連続殺人事件。純は探偵<ソラ>として謎に挑む。ってこれトリックも何もないじゃーんと絶叫城並みに愕然。解けるかっ!まあいいやこのシリーズに関してはソラの成長を見守るよ。友達と少しでも繋がれてよかったね、ソラ。いつかまた全ての謎を解いた時、会えるといいね2016/05/28

きょん

28
村に続く唯一の道が閉ざされたクローズドサークルじみた舞台と言い、奇矯な振る舞いの拝み屋に家族に秘密を抱えた素封家と道具立てが満載なので、ついつい本格ミステリの頭で読んでいたので、真実が判明する展開に「ええっ!?」とちょっと戸惑ってしまった。クラスメートたちの歌声と思いが届くところは感動した。2015/11/03

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