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内容説明
すべてのささやかなロマンは、その一杯から始まる。全国のコーヒー好きに愛読されつづけている不朽の名作『コーヒーもう一杯』の作者が、再び琥珀色のアロマ香る物語を描く。さらに甘く、さらに苦く、さらに味わい深く。コーヒーを巡る絶品の短編シリーズ、待望の」開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
52
山川直人にハマり始めたようだ。シリーズ小さな喫茶店という事で、喫茶店とコーヒーが絡む色んな話。素敵なものもあれば殺伐としたものもある。日常的なものもあれば世にも奇妙なものもある。いずれにせよ、コーヒーが飲みたくなる。2019/09/07
り こ む ん
35
コーヒーをもう一杯の番外編なのかな?山川さんのコーヒー漫画。切なさや、ほんのちょっとの幸せ。不思議な世界の入口だったり、いつもそこにはコーヒーが。人の世の滑稽さ、優しさが、いつ読んでもジンワリくるシリーズ。あとがきが個人的に好きだなぁー。コーヒー飲みたい。2015/10/04
スリーピージーン
17
何度も読んでいるからか登録忘れ。初読は発売のころだからもうずっと前。どの話も、一本映画をみたような満足感と深みがあるのです。もちろんコーヒーの香りがしてきます。短いエッセイもいい。次作(第三作)が待ち遠しい。2017/01/03
S.Mori
14
喫茶店でコーヒーを飲みながら、本を読むのが好きです。この作品集を読みながら、自分が行った喫茶店のことを懐かしく思い出しました。主人公がマデリンを飲む「匿名希望」が特に好きです。マデリンのほろ苦い味と、主人公が経験する自分と同僚の人生の変転がうまく噛み合って、味わい深い作品になっています。童話的でデフォルメされた絵が、幻想的な物語に合っていて、忘れがたい印象を残す短編集です。2019/11/21
ばー
7
だいすきな山川さん。もうね、どんな話であっても読んでいると哀しくなってくる。なんでだろう。読んだ先からぜんぶ消えていくような。コーヒーを絡めた短篇集。嗚呼、だめだ、ぜんぶかなしい。かなしくていとしくてたまらない。2017/01/01