芳文社コミック 壊れた仏像直しマス。 4巻

著者名：芳家圭三【著】

芳文社（2015/09発売）

• ISBN：9784832233713

内容説明

放蕩不羈な天才仏師・英道吉。彼の突然の失踪後、子どもたちは「はなぶさ美術工房」を懸命に守ってきた。様々な仏像、依頼人との出会いにより成長してきた彼らのもとに、突然、緊急連絡がくる。それは、父・道吉に関わることで…!? 「仏像修復師」を描く再生の物語・感動の最終巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アーチャー]

２巻目あたりから”仏像修復師”という貴重な職業を通して描かれたドラマが面白くなってきてただけに、本巻で終わりというのは残念な気もします。結末は予想通りではあるけど、ハッピーエンドで終わってよかったと思いますが、もう少し続いてほしかったな～というのが本音です。

2013/10/11

[ちぃ鹵]

気まぐれで買い始めたマンガ。ついに完結。 有名仏師の父とそれを支えた母の夢、ある仏像の修復。父が倒れて初めて知るその事実、半身がしびれてリハビリが必要な父に頑張ってもらうために、放浪してきた父を見返すために、子どもたちが協力して、父が成せなかったことをしあげる様に家族の強い繋がりを見た。この先もずっとこんな風に過ごしていくのかな、と思う幸せを感じる終わりだった。

2013/10/06

[美周郎]

天才芸術家や頑固職人とそれに振り回される家族の気持ちは当人たちにしか理解できない、幸せそうで何よりだ。修復した場所が後にわかるようにわざと素材を変える、次になおす知らない人を信じて後世に伝える心構えが素晴らしい。

2020/07/31

[織田麻里]

行方不明の父親が、旅先で倒れた。そして、集まった兄弟たちは、父親の放浪癖に、母親と約束した幻の仏師探しがあった事を知る。兄弟できっかけとなった仏像を修復し、それが家族関係をも修復する。

2013/09/18