内容説明
タイムスリップした先の1888年で、ケイティはトワイフォード公爵の孫娘ベアトリクスの従姉妹で、米国から来たキャサリンという女性になっていた。未来の知識を持つ自分なら、切り裂きジャックの凶行を阻止し得ると考えたケイティは、コリンやトビーと同じ名前を持ち風貌もそっくりの彼らの先祖たちとともに、事件の謎を探り始める。少女たちが辿り着く衝撃の真相とは?巨匠カーの孫娘が、魅力的な少女探偵を主人公に、綿密な時代考証で挑む傑作タイムトラベル・ミステリー!巨匠カーの孫娘、衝撃のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
26
違う人が出てくる度に疑惑の対象があっちに行ったりこっちに行ったり定まらないのがサスペンスを盛り上げているのだが、簡単に移りすぎとツッコミ入れたくはなる。ケイティとトビーのツンからデレへの移行はベタだけど、定番の強み。ミステリーとしてはとってつけたような謎解きだが、事件が解決したと思ってからのタイムパラドックスを使った終盤のたたみかけ展開が面白かった。ドキドキワクワクさせてハッピーエンドまで一気に読ませるストーリーテリングの上手さが光る。2015/10/05
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
26
読みやすくて面白かったです! ヴィクトリア朝ロンドンの世界を堪能。 ミステリーと言うよりは、ロマンチックなタイムトラベルファンタジーかな。 ケイティとトビーの恋に注目して読んでいるうちに、切り裂きジャックの正体なんて誰でもいいや~と思えてきちゃったし…(笑)。 19 世紀のトビーが残した手紙が気になりますよね☆2015/08/28
まさむね
9
ジョン・ディクスン・カーの孫娘が書いた、現代の少女が切り裂きジャック事件当時にタイムスリップするSFミステリ。「あの事件の真相はこれだ」的な真相を推理する話ではないし、おじいさんの作風(不可能犯罪とか密室とか)をそのまま継いでるわけでもないので注意。事件の全貌を知っている状態でタイムスリップするので、周りと話がかみ合わなったり、現代に帰ると歴史が変わっている、などのネタもちゃんとあるので、細かい突っ込みは抜きにして、キャサリンの活躍を純粋に楽しめる。面白いよ。2015/08/11
Susumu Kobayashi
6
ケイティはコリンとトビーの協力を得て、切り裂きジャックの犯行を途中で食い止めようとする。最後は驚愕の結末だが、それだけに後味は良くない。鳥売り娘ドーラの特技が結末で生きてくるなど、さまざまな伏線が後になって生きてくるのに感心した。歴史改変によって姉のコートニーがいなくなり、代わりに父親が事故に遭わずに生き延びたと知ったケイティの苦渋の選択。ロンドン・ストーンって何と思っていたら、ちゃんと巻末に解説がありました。関係ないけど、父母を同時に交通事故で亡くしたというのに、母親の方の存在感がないのが気になる。2015/09/10
紀梨香
5
19世紀のロンドンの描写はおもしろかったけど(ダウントンアビーに関わっているだけあって)、色々はしょられていて残念な感じでした。ケイトに感情移入できなかったのが、イマイチのれなかった最大の原因かも。2016/07/01
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