講談社文庫<br> メディアの支配者(下)

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講談社文庫
メディアの支配者(下)

  • 著者名:中川一徳【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2015/09発売)
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  • ISBN:9784062763844

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内容説明

鹿内家の歩んだ道は戦後のマスメディアの象徴だった。経済界を動かし各媒体を手に入れ、聴取率・視聴率争いに勝つ。さらには他企業を出し抜きお台場に新社屋を建設する。数年にわたる緻密な取材をもとに、日本のメディアとは何かを問う話題作。新潮ドキュメント賞・講談社ノンフィクション賞を同時受賞。(講談社文庫)

目次

第4章 梟雄 鹿内信隆のメディア支配[後]
第5章 華麗なる一族 後継者・鹿内春雄
第6章 改革者 鹿内宏明の試み
第7章 宿命 フジサンケイグループの抱える闇
エピローグ
あとがき
文庫版あとがき
年譜
主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

64
上下巻計9百頁ほどの作品だが、読み始めるとどんどん進んで行く。実話とのことだが、面白い小説よりは、迫力あり、臨場感たっぷりのエンターテインメントに仕上がっている。20年程前の出版。鹿内信隆氏はフジサンケイグループの礎を固めた方、なんともその行動力は凄まじいいエネルギーを秘めている。娘婿となった3代目、鹿内宏明氏は僅か4年程でグループを追われた。何故追い出されたのか、もう少し理由付けが欲しかった。追い出したのは、日枝久氏。同氏は40年以上も同グループを牽引してきたが、本年退任された。2025/06/22

Sam

50
マスコミ業界に興味があるわけではないが昨今の異常な事態を目にして「フジテレビとは一体何ぞや」ということで読んでみた。鹿内ファミリーが放逐されるクーデターから書き起こされその後は遡って鹿内ファミリーのドンについて描かれる。フジサンケイグループの成り立ちの何と特異なことか。人間誰しも昔はよかったと思いがちだし自分もいまの世の中はいろいろ窮屈だと感じていたけれども、ここまで企業がいいように私物化されているのを見るとどう考えても行き過ぎの世の中であったと思わざるを得ない。日枝久の時宜を得る狡猾な立ち回りが印象的。2025/07/15

goro@the_booby

45
鹿内明宏氏はスケープゴートにされたのだと思える。訳も分からず鹿内になり、ここぞとばかりに反鹿内の的になっちゃった。そして何が出来たかと言えば鹿内が日枝に替わっただけのような気がする。まぁ公共と言えども私企業であり利益追求が至上命題。何をしてもいいのだろうけどフジに限らず面白いテレビがないなぁ。一度も行ったことないけど彫刻の森の秘密がわかりました。昔は天気予報のバックになってらりCMあったんだけどね。結局は鹿内路線を踏襲してる。巨大メディアは今後どこへ行くのでしょうか。復活して欲しいのは→2018/05/29

姉勤

35
所謂ホリエモン騒動で揺れた、ライブドアによるフジテレビ買収未遂から早や20年以上とは。その騒動の隙を与えた、長年の増長と傲岸の原因をつくったフジホールディング、ひいては新聞・テレビ業界の集金力と、その広範な伝達力を使った世論を誘導、もしくは操作できるゆえの公権力の癒着体質。鹿内一族のグループの私物化に対するクーデターの必然性と、その後の悪弊の継承が嫌になる程積み重り、記事となる。十代の頃、夢中で聴いたニッポン放送の深夜番組とバラエティーに腹を抱えていた裏側で、斯も禍々しい「人の営み」が行われていたとは。2025/10/11

Shoji

31
2005年に刊行された本ですが、まるで今のフジ・メディア・ホールディングスを予言しているかのようです。上巻は日枝氏が鹿内氏を失脚させる内容でした。この下巻は、鹿内一族の人物評伝が中心。一族はグループ全社を私物化し好き放題だったようです。鹿内失脚後の日枝体制ことには触れられていません。堀江貴文氏、村上世彰氏による株式取得の攻防の件に触れられている程度です。その日枝氏もまた、グループを私物化したのであろうか、今の体たらくの張本人と思います。社会インフラ企業は一歩間違えるととても危険だということが良く分かった。2025/04/17

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