ハヤカワ文庫ＮＶ 黙示 下

著者名：サラ・ロッツ【著】/府川由美恵【訳】

早川書房（2015/08発売）

• ISBN：9784150413576

内容説明

悲惨な航空機事故を生き残った三人の子どもは「ザ・スリー」と呼ばれ、世界中の注目の的となる。だが彼らの周囲の人々は、徐々にただならぬ変化が彼らに生じていることに気がつく。世間の好奇心とマスコミの過熱報道が生んだ幻影なのか、それとも彼らはほんとうに「何か」なのか？　それは全人類の運命を左右する事件なのか？国際的実力派が描き出す、スーパー・エンタテインメント！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[JACK]

△ 世界中で同じ日に起きた4件の飛行機墜落事故。生き延びたのは3人の子供たちだけだった。彼らを宗教や政治に利用しようとする大人たちにより、世界は混乱し、荒廃していく…。様々な視点で描くドキュメンタリー形式の物語は冗長で進まない上につまらない。登場人物と距離を置いた客観的な描写のせいで誰にも感情移入出来なかった。作者の物語に対する熱量が足りない印象。何が伝えたかったのか分からない。最後に明かされる秘密も物足りない。上下巻でこれでは時間を返せと言いたくもなる。残念。

2017/02/11

[しましまこ]

キター！と思ったら終わりでした…チープで残念な感じ。

2015/09/01

[けいちゃっぷ]

作者はジワジワと盛り上げているつもりなのだろうけど、途中で飽きてしまった。 後半は子供たちが前面に出てきてもよかったのではないかな。 ラストも「ああ、そうですか」としか思えない。 ３７７ページ

2016/11/30

[だけど松本]

久々の最後まで読むことなかった系。読みやすいんだけど、延々とたくさんの人々の証言というかインタビューというかそういうのが続く。後半になれば、何が起きたのかわかるだろうと思って読んでたけど、最後まで読んでも作者が何を言いたかったのかわからない。

2016/04/28

[G-man]

なぜこれが五つ星？　このストーリーは何？　４つの航空機事故のストーリーを追って行っていきついた先のおちは？　何をいいたかったのかさっぱりわからない。南アフリカ人の作者が日本のオタク文化と日航機事故をよく調べたことは感心したが、こんな殺伐とした世界はありえない。初kindle本は複雑な味わい。。。。

2015/09/24