内容説明
世界各地で四件の航空機墜落事故がほぼ同時に起きた。アメリカで、大西洋上で、南アフリカで、そして日本で。乗員乗客、さらには地上でも多数の犠牲者が出るなか、奇跡的に三人の子どもだけが生き残った……それは、奇跡なのか、それとも破滅の予兆なのか? やがて事件はさまざまな波紋を広げながら、ついには世界そのものの仕組みを変えてゆく。巨大なスケールで描く空前のサスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
34
○ 世界各地で同じ日に墜落した4機の旅客機。乗員、乗客ともに全員死亡と思われた壮絶な現場で、3人の子供だけが生き残っていた。これは神の為した奇跡なのか。マスコミは生き残った3人を追い回し、事故で家族を失った遺族は家族の最期がどうだったのか聴きたがる。彼らには他の乗客の霊が取り憑いていると言い出す者や、彼らは神が遣わした黙示録の騎士で、世界の終わりを伝えるために現れたのだと言い始める牧師までいる。上巻では謎が全く明かされず、正直言って面白くはない。下巻でどう化けるのか期待しながら読みたい。2017/02/09
しましまこ
14
暗黒の木曜日<ブラック・サーズディ>アメリカ・イギリス・南アフリカ・日本の航空機が各地で次々墜落した。<ザ・スリー>と呼ばれる生き残った3人の子供達。事故後に出版されたノンフィクションを読んでく体裁。『薄気味悪い出来事の連鎖や急激な展開』があるらしいんだが、まだ大部分が痛ましい事故描写のインタビューや新聞記事。ラスト近くからようやく子供達に変化が… さて、面白くなるのか? 2015/08/30
けいちゃっぷ
7
世界各地で同じ日に4件の航空機墜落事故が起き、子どもばかり3人(4人?)が生存していた。 これは偶然なのか、それとも何らかの「意思」が働いているのか。 生存した3人(4人?)の子供に関わったりした人たちのインタビューやらWebの書き込みやらを集めたという体裁だが、まだ前半のせいか今ひとつ盛り上がりに欠けるな。 376ページ 2016/11/28
吉田 光貴
2
感想を書くのも皆さんの感想を読ませていただくのも下巻を読み終えてからにしたいと思います。2015/09/08
chaki
1
読み始めたらドキュメンタリーを観ているようで、日本も舞台の一つとなっていることもあり、どんどん引き込まれる。ほとんどがインタビューをまとめた感じで進みどこへ進んでいくのか判らず、飛行機の墜落事故が主軸になっていることもあり、なんだか不安になる。3人の子供たちに何があったのか、その周りの人たちはどうして変わっていくのか。このまま下巻へ。2015/12/01
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