内容説明
矢代純がその家に踏み込んだとき、男はすでに死んでいた。そしてその傍らには、手負いの動物を思わせる、一人の少女がいた。 伯父を呪い殺してしまった少女、森山真里。彼女の生活がおかしくなり始めたのは、二カ月前のあの日からだったという。一月二十八日の、京都。純はあの夜の闇と、〈モノ〉が跋扈する町の光景を思い出し、少女を連れ帰る。同じ頃、水藤深矢は橋の上で何者かに襲われて──。 少女の停滞していた十年間と、三人のキメラの静かな二カ月間が終わり、めまぐるしい一週間が始まる……。 第12回電撃小説大賞<金賞>受賞作シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
1
【整理・再読】2021/07/23
ソラ
1
【読メ登録以前読了作品】2008/01/01
彼方
0
2巻は1巻のラストから2ヶ月後の北海道での物語。生活の為、徐霊相談所なるサイトを運営してる純達に京都での事件が絡んだ依頼がまいこみます。今回は蠱毒、呪いが主題の話。相変わらずメイン3人や真里の心情描写などは良かったですが終盤の展開がちょっと雑に感じました。仙谷はあまり共感しにくくただ不愉快な性格でしたし仙谷をどうしても殺さないのもどうかと思いますし…、真里が叔母さんが死んだのを知って水藤が危ない状態で七倉の事を聞いているのに一人で無言で出るのも違和感です。まあ中々上手く纏まってましたし次巻も読んでみます。2014/07/13
アーサー・エリス
0
北海道を舞台に3人のキメラ達のその後を描く続編。今回はキーパーソンとして「父親を祟り殺した」少女・真里が登場し、キメラと真里を追う謎のモノ祓い師と「蠱毒」というキーワードを軸に物語が進む。全編通して描かれる真里の成長と、謎のモノ祓い師の正体と動機を追うミステリー要素を軸にして前作とはまた異なる面白さを持たせることに成功しており、前作の蛇足感がないのは高評価。ラストの黒幕との戦いを単純な復讐劇としなかったのも、キメラ達の「覚悟」を表していてよかった。3人はこの物語の果てにどこへ辿り着くのか。大いに気になる。2014/06/03
龍田
0
キメラ達のその後と蠱毒に憑かれた少女の話2013/05/18
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