内容説明
早稲田・慶応・東大・法政など、大学新歓コンパの裏側で集団暴行を繰り返した「一流大生」たち。彼らの作った、もうひとつの大学「六本木大学」の真相とは。大学生サークル「スーパーフリー」集団強姦事件の取材をまとめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとまろ
6
あの当時ありえないことが起きていた。 今も記憶に新しいスーフリ事件。 決して許されることはない事件である。2016/01/01
n75
4
「性犯罪者の頭の中」に出てきたので、そういう事件もあったなと思い出して読んだ。すると最近姫野カオルコが似たような事件をモデルに新刊を出したというので調べてみたら数年前に東大で似たような事件があったのを思い出して、スーフリの件は結局何も禊になっていなかったんだと改めて思った。後半の大学の対応を厳しい気持ちで読みました。2018/08/18
アーク
2
既に10年以上前の事件だし、鬼畜集団スーパーフリーの情報についてはインターネット上で明かし尽くされているので、この本に収められた内容には目新しいものはない。ただ、事件の舞台となった早稲田大学中退という著者からの、羽目を外しすぎた者たちへの著者からの考察は読んでいて興味深かった。ドキュメンタリーとしては、今ひとつ新鮮さに欠けていたのは、発行から時間が経っているので仕方がないかな。2014/02/08
にしかわ てつお
2
スーパーフリー事件に関する裁判や、関係者の証言を集めた本。この事件で行われていたことは、決して許されることではない。本書から、加害者の罪の意識を読み取ることは難しく、このことが、読み手によって評価が分かれる原因になっていると思う。2013/03/16
turutaka
1
同じ年代に大学生活を送っていた。こちらは地方のボンクラ私大だけれど。ただワダさん的なるものは地方のボンクラ私大にも漂っていたような気がする。飲んで騒いで女の子と関係を持つ。そんな90年代ノリを悪意に満ちたメカニズムで再現可能なシステムに仕立て上げたのがスーパーフリーだったのだろう。 ワダさんのもつバイタリティと空虚さ。どんなに拡大しても結局のところワダさんは掠め取られただけであった。逃げ切った本当のワルが今も何かを掠め取ろうとしてるのだろう。2023/01/14




