内容説明
秀吉の命により、徳川秀忠に嫁した江。嫡女の千を始め幾人もの子に恵まれるが、物堅い秀忠との心通わぬ日々に江は苦悩する。 そんな折り、天下人・秀吉の逝去と家康の台頭により、治まったはずの世は再び乱れる。関ヶ原の戦い、大坂の乱と巻き起こる戦乱の嵐。 家康と秀忠は、江の姉茶々と甥の豊臣秀頼を討つために、大軍を率いて西上する。 江は、茶々は、初は、浅井三姉妹の波乱の生涯は―― !? 江姫三部作、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れもん
1
1年かけて読み続けた物語がついに終わった。最後は少し駆け足気味だったかな。江姫の物語ではあるのだけれど、もう少し茶々最期のシーンを深く味わいたかった。もう一度上巻から読み返してみたい。2012/05/02
akapon
0
江という人のことはよく知らなかったが(大河は途中で見るのやめた)、この小説によって心に深く刻まれることとなった。人物描写が素晴らしい。歴史的な視点にも共感を覚える。読んでよかった。2012/04/28
こんこん
0
波瀾万丈と言ってしまえばそれまで、この時代はきっと誰も彼もがそんな物語を抱えて生きていた。2012/05/06