内容説明
「節制？」「はい。掲示板に節制の協力を求める告知がありました」
前代未聞の計画「義務教育」を進めるリーングラード学園で、意外な問題が浮上した。それはまさかの『予算不足』。
外部との取引に何者かの妨害工作が行われ、このままでは学園の経営も危ぶまれる事態に。
ヨシュアンは自分の生徒たちが独自に金儲けを企み始めるのを的確にオシオキしつつ、学園全体を巻き込んで対策を検討し始める。
それは「生徒たちの自主性も活かしつつ、学園の経済活動を活発化させる」という秘策で――！？
破天荒な教師と生徒たちがファンタジー学園物語、二時間目の授業スタート！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
19
シリーズ第二弾はリーングラード学園の資金不足問題を解決するべく、ヨシュアンが学園全体を巻き込んだ大規模な策を実行する話。今回はそこそこといった感じ。キャラクター同士の会話劇、ドタバタ騒ぎ等はそれぞれのキャラの個性を活かせていて面白いんですが、地の文のせいでテンポが悪くなっているのはやっぱりマイナスですね。前回は1巻という事で仕方が無いと割り切ってたんですが、2巻でもこれだと正直途中で読む気無くしちゃうんだよなぁ。地の文さえ何とかなれば、かなり良い作品になると思うんですけどね。とりあえず次巻に期待かな。2015/08/23
よっち
18
何者かの妨害工作により、前代未聞の計画「義務教育」を進めるリーングラード学園でまさかの予算不足が判明し、対策を検討し始める第二弾。やんちゃな生徒向けに登場したオシオキ術式には苦笑いしましたが、生徒を頭から押さえつけるのではなく、その自発性を尊重しようと教師陣が試行錯誤するところは好感が持てますね。模擬戦としてヨシュアンとジルたち冒険者のバトルには躍動感がありましたが、全体的には次巻に向けた準備巻といった印象。個人的に地の文とどうも相性良くない感じではあるんですが、今回の伏線が次巻でどう繋がるか期待ですね。2015/08/24
真白優樹
9
資金不足を解消すべく学校全体を巻き込みやらかす今巻。・・・オシオキにお家芸のような雰囲気が出てきたのはさすがヨシュアンである。てか策が中々に大胆というかやることが大規模な物騒さというか・・・やっぱり普通の教師ではない。だがそんな彼が生徒と共に学んでいく姿は確かな成長の物語であると思う。・・・てか意中の人への口説き方が大胆というかずれてるというか。ぶっ飛んでいるというかこれが真面目で素だから凄いというか・・・そんな描写が少なかったのでこの先の展開に期待したいと思う。うん、楽しみ。 次巻も楽しみである。2015/08/25
disktnk
6
思わせぶりに出てきて大して活躍しなかったあいつとかあいつとか、次巻への伏線だよなぁ。生徒会っていうよりPTA。前回のメルサラ戦と違ってごくごく標準的なヨシュアンTUEEだったせいか、そのヨシュアン視点の地の文は、自作自演感がすごくてあまり盛り上がれず。2015/09/06
石束鳳碩
5
資金不足とはなんとも世知辛い職場だ…。キャラのノリは変わらずおもしろい。地の文で余計に文章量喰ってるよなぁ…と思いつつ心情をつらつらと垂れ流すこれが標準でずっと続くとなるとちょっとおなかいっぱいな気分にもなります。地の文は部分部分ではおもしろいとおもえる箇所もあるんですがね。生徒だけじゃなくて教師たちも試行錯誤して一緒に成長していってる流れは好感が持てます。独自の設定と世界観もファンタジー色が強めで気に入ってるので今後も楽しみです。2015/10/18
