内容説明
その滅亡は一本の線で繋がっていた。起こるべくして起こった百鬼夜行と青行灯グループの正面衝突。インテリビレッジ各所で勃発する局地戦は、犯罪装置パッケージなんてチャチなものじゃない、正真正銘の戦争。百鬼夜行の精鋭『五本指』と、それに対抗すべく栽木和が喚び寄せる『最悪の天敵』。 でも、だったら俺の見てない所で勝手にやってくれよ! ……ああ、今回ばかりは本当にダメかもな、何しろ勝率0.00%とか言ってるし……ここからどう逆転すりゃ良いんだ。 それはそうと座敷童にもちゃんとお姉ちゃんやってた頃があったんですね! どうしてこうなったのよぐーたら妖怪……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃え尽きタコ
24
3巻越しに主人公に救われて、自らの妖怪としてのサガを払拭した油取りってもしかして正ヒロインなのでは? ツェリカ戦の時のサキュバスかわいいね。パーフェクト忍でもそうだけど、地味にパートナーって感じになってるの好き。 5本指の内、何人が祝につくかね。少なくとも落武者→サムライの病魔さんはつきそうだけど。2023/09/06
Yobata
18
大悪魔ツェシカの登場により戦場は最悪の結果へ。その血みどろな結末を回避するべく座敷童の三十九式を使わせない未来を選ぶ為、百鬼夜行の秘術でタイムスリップすることに。忍は油取りとの事件の真相を知る事ができるのか…?百鬼夜行vs青行灯の大戦争にツェシカ登場で仲間内の殺し合い突入とヤバすぎるなツェシカw声だけで皆殺し,瞬殺と恐ろしすぎる…。そんな血塗れな結末を回避するため忍は過去へ。ロリ忍は自由きままに生きてるなぁ〜でも妖怪大好き,皆トモダチの精神は今はちょっと捻くれちゃったけどそのまんまでw過去座敷童の→2015/06/10
神太郎
16
今回は、各巻に散りばめられていた色いろなものがここに来てがっつり回収された感じ。細かいあれやこれ覚えてなぃいい(泣)。ツェリカも普通ならばラスボス級なのにわりかしあっさりと退場させたから、やはり青行燈?と思いきや、油取りぃいい!!致命誘発体と言われていた妖怪がこんなに輝くなんて…。印象の逆転に弱い私は衝撃を受けまくりました。過去が変更された結果、大本命のラスボスの登場。百鬼夜行の中での内戦に忍達は巻き込まれていくことになるのかな‥。2023/11/15
シュエパイ
14
どちらの勢力が勝利するにせよ、バッドエンド一直線っぽい前巻から引き続き、あの悪魔が出てくるとかさらに状況が酷いな。。。小さな逆転劇ののち、まさか油取り事件の再検証にうつるとは。・・・っていうか、油取りさぁぁぁん!!!何この方、超格好いい上に切ない!私はとっくにブチ切れているんだよ、って、もう、なんとか助けてあげてよ!と胸が痛んで仕方なくなったあたりからの逆転劇!青行燈、哀れな落ち方・・・いや、浮かび方かな?で、更にやっかいそうな火種を残して、物語がひと段落なのですね。ん・・・?そいえば、座敷童さんは?2015/06/28
Susumu Miki(Dik-dik)
12
とりあえず忍の「体質」とやらがかなりチートな件について。たびたびレビューに書いているけど、「ただの高校生」とか(自覚はないかもしれんが)いいかげんにしろ(笑)。どうでも良いが、百鬼夜行の五本指にとんでもないブラコンがいた(笑)。そして一戦終わるたびに忍は家に誰か(女ただし人外)を連れ帰るのはこのシリーズのお約束なのか…。2015/07/01