内容説明
思い、したため、つむぎ出す……
それは、もっとも豊かなひととき。
最近、手紙を受け取ったのは、いつでしょう? どなたから、どういう内容の手紙でしたか?
なにかとスピードや効率が優先される今の時代において、
「手書きの手紙」は、手間を楽しむおとなのコミュニケーションツールといえます。
手書きは、そうでないものに比べ格段に印象に残ります。温かい感情がわき上がってくる、すごい力をもっています。
「文章が苦手だから」「文字が下手だから」と書くことをためらわないで、もっと自由に手紙を楽しんでみませんか。
本書では、「手紙講師」として活躍する著者が、
紙と筆記具の選び方から、文字と文章のつづり方、切手の遊び方や文房具の使い方まで、写真満載で紹介します。
手紙の書き方について指導し、さらに1年に千通ほどの手紙を書き、
たくさんの手紙を受け取っている著者だからこその、工夫や心配りがいっぱい。
「手書きの手紙」の楽しさをぞんぶんに感じられる一冊です。
*目次より
PART1 手紙が書きたくなる「紙」の選び方
PART2 個性がきわだつ「筆記具」の選び方
PART3 心が伝わる「文章」の書き方
PART4 読みやすい手紙の「文字」のコツ
PART5 第一印象を決める「切手」の選び方
PART6 「文房具」でもっと手紙を楽しむ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
50
使用している筆記具、便箋の選び方が“おとな”ですね。そんなおとな同士でやり取りをする手紙の用例、さりげない心遣いの表し方をレクチャーしてくれる一冊。ペンを握って朗らかに書いてみたいな、そんな気持ちへ誘ってくれました。格式張った部分を持たない点に、好感が持てます。★3/5 文具などのセレクト眼には、物足りなさを感じました(あくまで無難なおとな目線かと)。一筆箋に認める言葉の贈り方は、多用したいですね。2017/01/31
りえこ
30
手紙が大好きで、よく書きます。言葉づかいなど参考になりました。又、手紙が書きたくなりました。2016/10/09
you
18
《図書館本》図書館にて、あるテーマに沿って設けられたコーナーから手に取った1冊。とても素敵な本でした。同じ市内に住んでいる友人と手紙のやり取りをしているのですが、参考にしたくなる工夫が沢山紹介されていて、すぐに筆を取りたくなりました。一筆箋、万年筆、インク、切手、風景印、マステ、シール、スタンプなど……道具を選ぶ時間も楽しくなります。喪中お見舞いのシンパシーカードなどは初めて知り、とても勉強になりました。ついメールで済ませがちですが、相手のことを思い浮かべながら一筆したためる時間を大切にしたいと思います。2019/02/16
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
9
新年一冊目。手紙は「連絡を取り合う手段」から「気持ちを伝える手段」へと役割を変えた手紙。紙選び、筆記具、文章の書き方、文字のコツ、切手の選び方、文房具などわかり易く説明している。切手や風景印のカジュアルコレクターで紙モノ好きな私には勉強になり、楽しめました。著者は手紙文化振興協会理事で年間1000通は書かれていると。多忙で書けないは言い訳だなぁと反省。一筆箋はあまり使った事がなかったけれどこれから使ってみたいです。いつでもどこでも手紙時間をこれから取り入れたいです。2016/01/02
たま
4
便箋よりポストカードや一筆箋に重点がおかれている本。実物の写真がたくさん載っており、さらっと読めた。2017/02/22