わが家の母はビョーキです

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

わが家の母はビョーキです

  • 著者名:中村ユキ
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • サンマーク出版(2015/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763198716

ファイル: /

内容説明

母が精神科に通い始めたとき
私はまだ4歳でした――。
31年間の想いが詰まった感動のコミックエッセイ!


これは、精神病にかかったお母さんを持つ、著者の実話を描いたコミックエッセイです。
近年、「うつ」という言葉が一般に浸透したことで、
実は、とても多くの人が心の病気で悩んでいるということが明らかになりました。
著者のお母さんもその一人……。ただし、診断の結果は「うつ」ではなく、うつに次いで多い「統合失調症(トーシツ)」です。
昔は「精神分裂病」と言われていたこの病気、なんと100人に1人の割合で発症しています。
これはがん患者と同じ割合です。でも、どうしてあんまり聞いたことがないのでしょうか。
その裏には家族のやりきれない想いがあったのです……。
本書では「統合失調症」とはどんな病気なのか、どうやって回復するのか、どんな思いを抱いているのか、
そして当事者とどう関わっていけばいいのかを家族の視点から描きました。
また、看病されるお母さんと看病する娘の、心と心のぶつかり合い、通じ合いを深く鮮明に描いた作品にもなっています。
「ときにはイヤになるけれど、今では幸せな生活を送っています」。そんな著者の姿が、間違いなく胸を打つ一冊です。


*目次より

◎幻聴に従う
◎死にたい…
◎やっぱり同じお母ちゃん
◎退院と15kg
◎一度も恋をしたことがない
◎副作用がつらい…
◎100人に1人のビョーキ
◎プロポーズに苦悩

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

171
知り合いの子の親がこの病気だと知ってはいた。その子は、そんな親と接するのが辛いと言った言葉が蘇る。『トーシツ』と書くと響きもちょっと絡みやすいと思うのは私だけだろうか?自分の暮らしだけで汲々としていた私。その子の取り巻く環境を思うと今更だが胸が痛い。この本はコミックだが、そして今現在お母さんも本人(著者)もその伴侶さんと穏やかに暮らせているのに胸が熱くなる。家族の事はどうしても感情的になってしまう私。この夫の様にありたいな。もっと広く知って欲しい病気の一つだと思った。がんばれ!ユキさん!2016/12/22

みゃーこ

132
統合失調症という病気を持つ母とその娘の物語…。涙でハンカチがボトボトになった。ずっと泣いたりハラハラしたり、そして切なかった。病気との奮闘とあたりまえを超えたところに見つけた個性的な生き方と幸せ、そして愛情をやっと見つけていく姿にいろいろ教えられた。超おすすめの一冊。2013/08/14

*すずらん*

122
辛かったね。貴方は偉いね。これからは幸せだね。と作者に言ってあげたい。そしてお母さんにも、よく頑張ったね。これからは独りじゃないからきっと大丈夫だね。と声を掛けたい。統合失調症は重症化し余りに奇異な言動が多くなると、周りが振り回され疲れ切ってしまう。そんな状況下で幼少期を過ごした作者を、私は強く抱き締めてあげたい。作中二人して消えたいねと涙するシーンがある。多分これが、病気の真っ只中にいる患者と家族の全てで、偽らざる真実なんだと思う。死んでしまう事よりももっともっと消極的な、だけども誰かを想う優しい気持ち2014/05/30

パフちゃん@かのん変更

83
さっき読んだ夏苅郁子さんの場合とよく似ていて、父親が全くあてにならず長い間子どもの著者が一人で苦労していた様子が気の毒でならない。父親は現実逃避か。とてもひどい状況だったがユキさんが殺されなくて良かった。そしてタキさんと出会って良かった。タキさん素敵な人ですね。一家は幸せになった・・・と思ったら、HPを見るとお母さん、2013年9月に亡くなられたのですね。お菓子をのどに詰まらせて・・・というのは幸せな死に方かもしれません。HPの若き頃のお母さんとユキさんの笑顔の写真を見たら涙が出ました。2014/10/03

ぱんにゃー

82
【トーシツは100人に1人】 『「変な目で見られたらどうしよう」っていうのは私の中にあった』 これを乗り越えるのは、良い意味で自力では無理だと思います。(私も双極性障害の姉に対して20年でやっと(^^♪) 例えば、この本ではお気楽なタキさん(夫)のひと言『だって大事なのは今とこれからだもん♪』2015/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/77521
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす