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内容説明
宗教の本質を問う。世界的碩学による大好評講義シリーズ第3弾。あらゆる宗教の根源存在である「聖なるもの」は、仏教においてどのような姿でイメージされたのか。儀礼をキーワードに、仏・菩薩と人間との関わりかたの具体的なプロセスを通じて、いよいよ仏の本質へと迫る。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
4
仏教において仏というものがどのように扱われてきたかについて書いた本。仏陀自身は自らを人格神や偶像とはしなかったが、後世において仏は様々な意味合いを持たされることになる。2017/04/14
牛タン
2
5巻シリーズの第3巻。宗教実践の第二の要素である目的について。仏教においてそれは悟りを獲得すること≒仏になることであり、本書では「仏とは何か」に答えるため、仏教の歴史を紐解いていく。生前の仏陀は死後の考察にそれほど重きを置かなかった。ただし四聖諦(苦集滅道)の思想の中で、死によって行為と煩悩を滅することができ解脱に至るという考えが生まれる。仏陀の死後、徐々に仏塔、仏像がつくられるようになると共に、聖なる死を遂げ涅槃に達した仏陀が、人格神として崇拝の対象となっていく(バクティ信仰)。2018/08/28
ところてん
0
タイトルの通り、仏の捉え方について述べられています。インドにおける宗教的行為やシンボルから、人々がどのように仏を見ていたかが考察されます。2016/09/02
thuzsta
0
世界の内と外へ向かう儀礼と仏2010/12/10
hachiro86
0
仏といっても一言では言えない、という本2009/11/15
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