内容説明
「よし!今日こそは凶悪事件、お願いするわよ。理人、読んでみて」生徒から凶悪事件を募集する投書箱には、いつもくだらない内容しかないが、その中に『学園十七不思議の七番目壁に埋め込まれた死体は実話だという噂が流れています。調査してください』という投書があった。興味を惹かれ、事件解明に乗り出す恋深だが…。その他、公認同好会を目指して部員を勧誘したり、一枚のラブレターから騒動が起こったりする『犯研』だが、裏に殺人鬼の影が―。恋深の過去も明らかになる、急転直下のサスペンスストーリー第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
4
『差出人の名前が無ければ果たし状ではない』理論は中々良いですね。2018/08/02
ブナ太郎
2
新キャラも登場し、面白くなってきたはいいが、事件の真相があらかじめわかってしまうので、犯人探しではなく、別の特異な謎がメインになる。いわゆる、映像ではなし得ない、文章だからできる叙述トリック。あんまり派手ではないので、地味にならざるを得ないが、キャラがいいので許せる部分がある。これがラノベじゃなったら、「なんじゃこりゃ〜」となるところだが(苦笑)。性別判明前の士は、完全に柔道部っぽいウザキャラ男子を想像しながら読んでたわ(笑)。改めて、文章は怖いなと思った。士が男なら男で、十分いけるキャラだと思ったが。男2013/06/02
ほにょこ
1
★★★☆☆ ミステリーでないのは1巻で分かったのでよし。 3巻で完結するのかな? 2016/07/05
レフ
1
2巻の途中から やりとりが寒くなくなってきた。大勝利。2016/03/27
ペソ
1
短編一つ一つが簡単に読めるので、それなりに楽しいけど、肝心の譲羽兄妹の因縁に全く興味が惹かれないのがなんだかなと。最後の二人のやりとりは完全におもしろみがゼロ。新キャラの後輩ちゃんはあんな記述トリックしておきながら、その後は至って普通だしで、何がしたいのかというか、あの記述トリックしたかっただけですねと。ラノベとしては楽しめるけど、少しでもミステリーを意識したらダメですねと。2014/08/03