内容説明
組織によって両親を殺され、自身もその命を狙われる少女・シトロン。追い詰められた彼女が出会ったのは、酒を愛する心優しき殺人鬼だった。走り出した運命の列車は、やがて殺された恋人の復讐を誓う美女、戦場帰りの殺し屋を乗せ、少女の未来を切り拓く戦いへと導いていく――。幻狼ファンタジアノベルスデビューの新星・小竹清彦が描く、笑いと興奮と涙のハードボイルドアクションストーリー、ここに登場! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緑めがね
2
とても面白かったです!アップルジャックさんはカッコ良すぎです。各々が今までの自分で良いと疑いもしない時を過ごし、何処か欠けている事に気付きながらもどうにもできない日々を過ごしていたのに。一本の線で結ばれた運命のもと、好きになれる自分を取り戻していく...何だかドキドキしました。戦闘シーンも素敵でした!もっとシトロンさんの活躍が見たかったです。2013/12/05
823
2
ご都合的なハッピーエンドじゃないけれど、だからこそアップルジャックが謎を秘めたままで居られる。成長したシトロンの話を読んでみたい。2009/11/13
紫苑
2
登場人物がみんな個性的で魅力的。文章もスピード感があって読みやすかったです。特にアップルジャック・・・・・・最高にかっこいい!もちろん、シトロン、ストレガ、スプリッツァーも素敵。バーのマスターも、登場回数はそれほどではないのですがとてもいい味を出しています。2009/09/15
cgatocairb
1
Bラストは、主人公の設定からは有り得ない。殺しあいを楽しんでいたからって、見逃さないでしょう。次への布石か?キャラクターに魅力があり、話も良いのだがラストに違和感。2013/06/05
MIKDADO
1
途中から爽快劇が加速したように物語が進んだけれども、アップルジャックが尋常じゃない強さと計算能力があるにも関わらず、最後があっけなかったなぁとちょっとションボリしました。けれども、この変わった雰囲気のファンタジーノベルは面白かったです。 続編の二巻も出てるみたいなので、今度本屋で探してきます。2012/01/11