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内容説明
▼第1話/錫色の国▼第2話/瑠璃(るり)色の家(前編)▼第3話/瑠璃(るり)色の家(後編)▼第4話/山吹色の箱▼第5話/赤紅色の車▼第6話/若苗色の風呂敷▼第7話/浅葱色の風景▼第8話/胡粉(ごふん)色の嘘▼おまけ
●主な登場人物/蘇芳鉄(「うごかし屋」の二代目社長。読書が好き)
●あらすじ/とある町の鉄工所が、不景気のため規模を縮小して、地方へ移るという。引っ越しを担当するのは「うごかし屋」という名前の業者。うごかし屋はさっそく工場から取り掛かろうと準備を始めるが、鉄工所の社長・山田が、急遽工場の移転は中止し、廃業すると言い出した。それを聞いた、うごかし屋の社長・蘇芳鉄は、工場を見せて欲しいと言い出して…(第1話)。
●本巻の特徴/新居購入、就職、転勤、進学、結婚、別居、独立、開業、転地療養、夜逃げ……様々なカタチの「ひっこし」がある。物だけでなく大切な何かを「うごかす」、ちょっと変わった引っ越し屋物語、開幕!!
●その他の登場人物/花田(「うごかし屋」の従業員で運転手。女好き)、東雲(=しののめ。「うごかし屋」の従業員。道路に詳しい)、真朱(=まそほ。「うごかし屋」の女子高生従業員。力持ち)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムック
15
人生を運ぶうごかし屋、それぞれの話に有名な文学作品が出てきて、ストーリーがなぞらえられてるのがこの作者らしい。胡粉色の嘘は泣けたな〜ww2011/01/23
FK
14
引越し屋の話と名作がどうつながるのか。単なる引越しではなく、そこにある人間味あふれる感情を、名作と絡めながら展開する。芳崎作品はやはり本が主役になるのでしょうか。つづけて読みたい作品。2014/01/08
KAZOO
9
引越運送業者をうごかし屋ということにして人情話などをからめて、うまくはなしを作り上げています。また若い社長がいつも文庫本を読んでいてそれがうまい具合にはなしと連携する場面があり本好きにとってはいいコミックであると思います。原作者の芳崎さんは本好きなのでしょう。鞄図書館やコミックの古書店の話も書かれていますので。2014/01/16
さくらこ
8
物だけでなく人の人生を動かす「うごかし屋」。名作に絡めての心洗われるエピソード。やっぱりさすが、芳崎せいむ!のシリーズ。2013/07/07
書の旅人
7
「本当に自分の人生を変えられるのは自分だけだ。うごかせねぇもんは絶対に誰にもうごかせねえ」いい出会いでした。前から気にはなっていたのですが、昨夜、ようやく手にしたのは、正にその時だったからなのでしょう。一話一話が沁み渡りました。文学作品は苦手の私ですが…、ちょっと気になります。…読んでみますか。2018/07/18