小学館文庫<br> いたいけな瞳〔文庫〕(1)

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小学館文庫
いたいけな瞳〔文庫〕(1)

  • 著者名:吉野朔実【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 小学館(2015/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091915320

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内容説明

アブラゼミの鳴き声、進まない宿題、お父さんの本棚とお母さんの赤い口紅、そして路地に潜む怪しい人影…。夏休みを過ごす少女たちの倦怠と混沌を描く「幼女誘拐」ほか、珠玉の短編からなる吉野朔実の世界。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鴨のオレンジソース煮

15
いったい何年ぶりに手に取ったのだろう。繊細で優しい印象的な絵がやっぱり好きだ。登場人物の心情が細かく汲み取られていて、潔癖なイメージがする。子供らしからぬ、大人らしからぬ、誰でも持っていそうな共感できる感情に引き込まれる。ゾっとする話もあり、グッと悲しくなる話も、プッと吹き出しちゃう話も上手。まだまだ読んでいない本も沢山あるが、これからも新しい話をもっともっと描いて欲しかった。お亡くなりになられてとても残念で悲しい。2017/12/14

還暦院erk

12
全巻大人買い。本日第1巻爆読読了。第2話は昔読んだことがあった…。美しく花いっぱいなのにしんしんと怖い世界…。第7話p293「今回は相撲部屋モノですか とってもどすこいですね」「そう ホモこそ少女の自己完結した世界にふさわしい…」というやりとりも昔読んだことがあったようだ(でもオチにはビックリした)。こういったさりげないユーモアとシニカルさが吉野先生の持ち味だったなぁ。意外にも画面が白く(当時としては)大ゴマも多いのだが、手抜き感の一切無い繊細な作画が見事!カラーページ全部天然色で見たい(涙)!2019/04/27

tamako

5
「ラブレター」「幼女誘拐」「愛の名のもとに」「自殺の心得」「愛が怖くてテロができるか」「おとうさんといっしょ」「少女漫画家の瞳には三等星の星が光る」何度読み返しても完璧な短編たち。2024/06/23

きさらぎ

5
短編集。この人の感性は相変わらずすごい。

コリエル

4
電子書籍版を買って久し振りに読んだけれど、全く色褪せない鮮烈な短編集。全部凄いのだけれど、あえて挙げるなら幼女誘拐が印象的。「すこしだけ 死んでみる」とあの角を曲がった幼女がどうなったのか。うす寒い余韻がいつまでも残る。2016/04/06

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