内容説明
2011年、ホンダの「通行実績情報マップ」が、グッドデザイン大賞を受賞する。さらに映像作品として展開した「CONNECTING LIFELINES・震災後20日間の『道の記憶』」は、カンヌライオンズをはじめ、海外の広告賞やデザイン賞を総ナメにしていく。
「自動運転」を目指して「運転する人をサポートする」機能として開発されたHondaの「インターナビ」。東日本大震災直後、やるべきことを書き出していった今井さん等インターナビチームは、長岡・新潟の地震の経験から、「通行実績情報」が、「ライフライン」になることを知っていた。何処よりも速く、そのデータをKML/KMZというフォーマットでオープンする。グーグルマップチームが動き出し、ツイートでリツイートされ、スマホ版が作成され、通行実績がマッシュアップされていく。まさに、インターナビのビッグデータが拡散していく瞬間だった。それらは、日本災害情報学会においても評価された。
しかし、石巻では大渋滞を引き起こし、津波に遭遇した人も多かった。災害に強い街づくり。災害情報が確実に届くラジオとの取り組み。カーナビ、テレマティクスの開発を先導してきた今井武さんの新たな課題だ。
あまねく広く役に立つサービスを。それは、HONDAの原点そのものだった。取材協力・今井武、野川忠文。「読了時間 約45分」
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