ガガガ文庫<br> 熾界龍皇と極東の七柱特区2

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ガガガ文庫
熾界龍皇と極東の七柱特区2

  • ISBN:9784094515510

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内容説明

《始魔》ヴァルプルギス襲来!

“覆いを外す者たち(アポカリプス)”がもたらした危機を何とか乗り切った湊たち。だが湊が無意識に龍脈を使ってしまったことで、各特区の神祖たちが説明を求めてくる。各特区から使節が来訪し、第七柱央神殿にて会談が行われることに。ところが会談当日、第七特区の空を巨大な浮遊城が覆う。それは第五特区を治める《始魔》ヴァルプルギスの居城だった! 「我が此度の会談に赴いた理由は、ただ一つ。そなたの所有権を得るためだ。“龍”よ、我が城へ招待しよう」目的は、湊。断固拒否する湊たち《陽皇》陣営と、力尽くを辞さない《始魔》陣営。人と神の約束の地で、神祖同士の衝突が始まろうとしていた。そんななかで湊は、《始魔》の弟子でありながら人間である少女、シーナと相対する。やたらと人なつっこい彼女に、なぜか咲良との共通点を感じる湊だったが――その頃、第七特区に足を踏みいれる不吉な影があった。彼の名は、“終奏者”ライオット・レイヤード。「第七特区は今日、滅びる」――アポカリプスと神祖の襲来、大騒乱の中心で、湊はこの地に新たな決意を刻む。遙か遠き異郷幻想譚、第二章。その悲劇を、穿て水龍!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晦夢

10
第七特区に突如として現れた七柱の始魔の居城だった。そうして開かれる会談。湊を巡って対立する始魔と照日。そこにアポカリプスも乱入してきて場は混迷を極める。シーナとライオットのすれ違いが悲しい。それが始魔以外には気づかれてないのが特に。シーナは可愛いな。あと草薙がすげえかっこ良くて好きだからもっと活躍の場がほしい所。人間と幻類との共存を望む以上シーナという人間は貴重だよな、咲夜もだが。さて、裏では蓮路も動いており、次巻も楽しみ。2015/05/29

ナカショー

8
今回も面白かったです。この物語の大元である人と神との共存はどうなっていくのか楽しみです。2015/05/27

真白優樹

8
七柱の一体が襲来する中、敵も再び動き出す今巻。・・・んー、今回のドタバタも面白かったんだが、戦いも良かったとは思うんだが・・・共存というテーマは次回以降に持ち越しなんだろうか。が、今回は始魔関連の事が少しではあるが分かった感じであり、人との共存というならば彼らとも共存しなければいけないのであろうからこのあたりの流れも重要となってくる・・・のかもしれない。この物語の大きな目的である共存は果たして本当にうまくいくのであろうか。次巻からも含めて楽しみにしたい。 次巻も楽しみである。2015/05/22

1_k

6
魔女がメインの回。こうして順番に種族を出していく趣向なのかな? 魔女の設定もそれなりに複雑なのに、事件を起こしつつ順序立てて情報を出していく手腕はさすが。全く過不足なくすんなりと頭に入った。話の筋そのものは全体のストーリーが進む方向には働かなかったものの、今回の敵役と新ヒロインと「母」とされる魔女のボスとの対比もきれいで、シリーズ抜きで見れば小説としての完成度が高い。おもしろかったというよりも精巧な細工物を鑑賞して息を飲んだような、そんな満足感がある。2015/05/25

藤崎

5
今回は第五特区の「始魔」たちに絡めて新ヒロイン登場。そしてロリババァな神祖追加。しかし「すれ違う糸」についてはここで逃すともう表に出せないと思うのですが・・・いきなり新ヒロインのキャラを掘り下げる機会を逸した気が。それと、今回も結構な危機を乗り越えてるはずなのですが、正直少々小ぢんまりというか、地味な印象だったり。逆に言えば雰囲気がライトな方向に寄ってて読みやすいノリではあったと思います。ともあれ、ラストに敵側の方針も出てきましたが、これ今後幻素枯渇したら共倒れしませんかと言った所で、どうなるのか期待です2015/05/24

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