ヤングジャンプコミックスDIGITAL<br> 有害都市 上

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ヤングジャンプコミックスDIGITAL
有害都市 上

  • 著者名:筒井哲也【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 集英社(2015/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784088900469

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内容説明

2020年、東京の街ではオリンピックを目前に控え、“浄化作戦”と称した異常な排斥運動が行われ、猥褻なもの、いかがわしいものを排除するべきだという風潮に傾き始めていた。そんな状況下で、漫画家・日比野幹雄はホラー作品「DARK・WALKER」を発表しようとしていた。表現規制の壁に阻まれながらも連載を獲得するが、作品の行方は──!? “表現の自由”を巡る業界震撼の衝撃作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラシショウ。

21
2020年の東京オリンピックを間近に控え、これを好機とばかりに漫画等の表現規制が横行する日本を舞台に、自作をその規制の秤にかけられてしまった漫画家の青年の戦いを描く社会派サスペンス。何とも陰鬱な、けれど起こらないとは言い切れない世界観の中、規制派、反対派それぞれの主義、かつてその歴史を乗り越えた海外の視点を交えて描かれる物語に息が詰まる。どの視点もそれぞれに正しくそれぞれに危うく、即ちベターは在ってもベストは無い、正解の無い問題だからだ。果たして作品の中の彼らは落とし所を見付けられるのか(以下コメ欄にて)2015/05/02

緋莢

17
「有害図書類指定制度に関する新法案」(通称:健全図書法)が2019年に可決され、「クールジャパンにエログロは必要ありません。今どき そんなものに頼らなければ 作品を描けない無能な漫画家には とっとと退場していただきましょう」という発言が有識者会議で出て、不健全図書に指定されてしまう、そんな時代になっていた。青年誌「ヤングジャンク」で、人の屍肉を喰らう伝染病が蔓延するホラー作品「DARK・WALKER」の連載が決まった日比野幹雄も、表現規制に巻き込まれていくことに…(続く 2020/04/09

manamuse

16
同じシーンが何回もあってよく分からない…。有害指定図書なんて制度はいらないと思うけどなぁ〜。はだしのゲンもなんでしょ?それってどうなのかね。2023/12/09

hannahhannah

16
2020年、オリンピックを目前にした日本では不健全な漫画の取り締まりが強化されていったという話。作者の筒井哲也は自分の作品、「マンホール」が絵がグロテスクというだけの理由で、読まれもしないで有識者たちに有害図書指定され、それを知らされもしなかった。弁護士まで雇ったようだが、指定の取り消しは出来なかったようだ。そういう経緯があって生まれた作品。2017/10/16

カラシニコフ

15
有害図書とか、児童ポルノとか。背景に東京オリンピックがあり、完全にフィクションと笑い飛ばせないリアリティ。下巻にも期待。  ★★★☆☆2015/06/23

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