内容説明
数々の有名予備校で教鞭を振るった名物講師による日本史入門書。講義の口調そのままに、古代から戦国時代まで、歴史の流れを楽しく解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つみれ
26
私の歴史好きのルーツはどこにあるのかというと、まず高校時代の日本史の授業がおもしろかったというのがある。しかし、振り返ってみれば、日本史の授業や受験勉強を除くと、いわゆる全時代のことを網羅的に押さえた通史を読む機会というのは意外なほど少ない。それは、歴史家の著作にしろ歴史小説家の著作にしろ、自分の得意な時代のことを書いたものが圧倒的に多く、「通史を書く」ということの難しさがあるからであろう。通史というのは、いってみれば歴史の世界への水先案内である。それは案外本書のような著作こそ適するところかもしれない。2017/01/12
読書人
1
信長協奏曲を見ていたら歴史が勉強したくなりました。2014/12/02
二毛
0
授業は面白いのかも知れないけれど、その魅力が全く伝わってこない本。図や表もほぼなく、さらっと単語を流すだけ。がっかりしたので、代わりに山川の日本史図録を買いました。2017/09/03
りょう
0
受験参考書を一般読者に向けて編集したものだとの事。著者の参考書で受験勉強したので懐かしさもあり読んでみました。確かに読み易く歴史の流れがスラスラ頭に入ります。が、時に「ここを押さえましょう」とか「これは憶えましょう」的な参考書記述が残っていて笑ってしまいました。あと、知識はこの手の本にしては若干細かめかも。なので、日本史初学者にはちょっと厳しいかもです。上巻は信長・秀吉まで。このまま下巻を読みます、流れを切らないために。2012/10/04