内容説明
トップ棋士のファン・ブックシリーズ第4弾は「加藤一二三」です。加藤九段はトップ棋士として60年にわたる現役生活をおくる一方、ネット上では「ひふみん」という愛称で親しまれており、また最近は「アウト×デラックス」などテレビ番組への露出も頻繁な時の人。加藤九段自身による「我が名局10選」や中原誠十六世名人と勝又清和六段による豪華対談でその華々しい活躍を辿りつつ、つるの剛士さんとのスペシャル対談やインタビューで、加藤九段の人間性にも迫ります。ほかに長年加藤将棋を見続けてきた記者による「偉大なる73歳―観戦記者による加藤一二三論」やさまざまな加藤伝説を解説する「ひふみん7不思議」など、魅力あふれる加藤一二三像をお届けします。棋士・加藤一二三のすべてが分かる決定版。すべての将棋ファン、ひふみんファンにおくる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
根室
3
中原16世と勝又教授の加藤将棋の解説が面白い。中原さんはひふみんの独特の持ち時間の使い方のおかげで、勝負中に得をしたり迷惑を感じたりしていたという生の話。 読んでて仲が良かったという有吉さんとの奨励会時代の話とか、升田先生とのエピソードあったら知りたいなあと思った。 全体的にイラストと写真が多くて、ひふみんファン向けの温もりある本。 巻末の記録のところにはNHK杯7回優勝も書いてほしかった。2014/02/11
脳疣沼
2
将棋にはそれほど興味ないが、加藤一二三にはとても興味がある。棋譜などを解説されても、僕にはさっぱりだけど、この本では加藤さんのプライベートな話が沢山載っていて面白かった。しかし、これだけ特集を組まれてもなお、加藤さんのどこか捉えどころのない不思議な面は解明されないのだ。常人とは違った感性をお持ちの、正しく天才である。2013/12/23
大典太
0
私が駒の動かし方覚えた頃は、中原・大山・米長と並ぶ強豪、中原名人との十番指しを制して名人奪取。最近は「ひふみん」なる呼び名も定着し、バラエティへの進出も著しい伝説の男、加藤一二三九段。数々の伝説について本人が語る姿が興味深い。意外だったのが詰ました詰め将棋の最長手数が15手!!何だか励みになりました2014/03/25