内容説明
トップ棋士のファン・ブックシリーズ第3弾は「森内俊之」です。名人位通算獲得数歴代3位タイの記録を達成し、十八世名人の資格を持つ森内名人。彼の棋士人生を語る上で欠かせることのできないのが、羽生善治という存在。本書では、宿敵・羽生との闘いの歴史に的を絞ってまとめました。メインとなるロングインタビューでは、少年時代の出会いから現在までの闘いの軌跡を、さまざまなエピソードを交えて語ってくれました。棋士・森内俊之のすべてが分かる決定版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そり
11
歌舞伎役者のような面貌を持つ、森内名人。やはり絵になる人だ。対談、評論、アーカイブ、インタビューと盛り沢山で、今まで森内名人だけを取り上げた本はなかったように思うのですごく嬉しい。これはもう永久保存だ。▼盛り沢山な内容の中でも、写真が一番目を引く。特に第69期名人戦第7局。勝っても負けても全てが決着する一戦を前にして、藍色の和服を身に纏った森内名人は、本当に清々しい面持ちをしていた。あっけらかんとした性格や名人位を長く防衛した貫禄、森内さんを作った様々なものが滲み出ていて、歴史を感じさせた。2013/10/07
ラッキー55
9
読了。将棋会のトッププロ。先日羽生に名人戦で敗れ、 失冠したが、将棋最高峰の竜王のタイトルを保持。 羽生とは幼少からライバル同士だが、常に苦杯を舐めてきた。 プロ養成機関は同期だが、デビューは2年遅れを取る。 全タイトル7冠制覇した羽生に対して、タイトル挑戦すらして いなかった。7冠の羽生に初めて挑戦した名人戦でもあっさりと 敗れた。その後、何か吹っ切れたように羽生からタイトル を次々と奪取していく。そして、名人位5期獲得で与えられる 永世名人位を羽生よりも先に獲得した事に彼の意地を見た。2014/06/03
yojohon
1
これはもう家宝だわ。2013/10/08