内容説明
『記憶の切繪図』の続編。伝説の数学者が心に浮ぶままに綴った、交流のあった数学者のエピソード、数学教育、数学者の喜びと悲しみ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
12
再読。定年後に中国古典の本を書いたエピソードもなかなか凄い。「こういうものは重要あるいは面白いが、世の中で意外と扱われていない」というものを、見つけるのが上手な人だったんだな。2024/09/01
オザマチ
10
相変わらずバッサバッサと斬り捨てていく内容。その一方で、芸術や数学の話題を通して、人生についての余裕を感じさせる部分もある。2015/10/14
ガラス
6
寺田寅彦先生に似た文体で日常風景を綴っていてとても面白かった。寺田先生同様、全く色あせない。2015/05/02
渓流
1
傲慢さが鼻につく。だが、このくらいでないと創造的数学の仕事は出来ないと思われる。谷村=志村予想が世事には有名だが、この程度の文章が本になるのも、その故だろう。が、そこは流石に世界の数学者、オヤッと思わせるトピックがないわけじゃないが。2010/05/01
のせち
0
前作に比べると灰汁が抜けており、読みやすい印象がある。2023/10/15